北朝鮮、ビットコイン採掘で国際的な制裁措置を回避か

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トランプ大統領と金正恩氏の発言が連日のように報道されており、北朝鮮と米国の緊張状態は劇的に悪化していることはご存知の通りだ。2017年8月には国連安全保障理事会は北朝鮮に対して厳しい制裁決議を採択した。

北朝鮮でビットコインをマイニング?

さらに厳しい制裁措置の圧力が高まる中、VOAnewsの最新の情報によると、北朝鮮政府は独自のビットコイン採掘事業を開始したようだ。2017年5月に採掘量が頂点に達している。

ヴァージニア州に拠点を置く情報調査会社Recorded Futureによると、北朝鮮政府にとってビットコインの採掘が主要な収入源となる可能性がある。

Recorded Futureでディレクターを務めるPriscilla Moriuchi氏は、この状況に関して以下のように述べている。

「1つ目の仮説は、軍事的な機関であれ諜報機関であれ、体制のための資金調達を目的として国家によって実施された活動であるというものです。

2つ目の仮説は、個人ユーザによるというもの。ただしその場合も、必要とされる通信帯域と電力を考慮すると、国家および指導者によって認知または承認されていると考えられます。

過去数年間にわたって、北朝鮮に対するアメリカや国連の制裁措置はますます厳しくなる一方です。そのような制裁措置により、北朝鮮は従来の金融システムへのアクセスから切断され、それを通して国家運営資金を生産する能力を著しく奪われています。私たちはビットコインおよび暗号通貨の採掘または仮想通貨に関する活動が、北朝鮮にとって資金を獲得し、制裁措置を回避する一つの手段となっていると考えます。」

専門家らはまた、北朝鮮政府が韓国のビットコイン交換所にハッキングを仕掛けた可能性があるとも考えている。Bitcoinistの最近の報告によると、韓国の仮想通貨交換所を狙った相次ぐスピアフィッシングメール攻撃の背後に北朝鮮のハッカーがいるかもしれないとのことだ。

国連は懸念すべきか?

北朝鮮は、政府資金を調達するために、貨幣の偽造や麻薬取引のような多くの違法行為を行っていることで知られている。そして現在では、ビットコイン採掘が北朝鮮政府にとって代替収入源の一つになっていると専門家らは考えている。

Priscilla Moriuchi氏は以下のように述べた。

「ビットコインやその他の暗号通貨の採掘は違法行為ではありません。暗号通貨の利用は、制裁措置や法律違反の面で、北朝鮮をさらにまずい立場に置くようなものではまったくないです。それがまず一点。

第二に、仮想通貨色々な物品を購入することができます。実際の通貨と交換することもできるし、実際の商品を購入することも可能。つまり、彼らが金融システムに頼ることなく必要なものを購入するための別の方法になるということです。」

ビットコインを利用することにより、北朝鮮政府は国際的な制裁措置を回避し、銀行に頼ることなく国際取引市場にアクセスすることができる。

bitcoinist.com