ニューヨークのブロックチェーンウィークから感じる業界のバブル感

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ニューヨークのブロックチェーンウィークから感じる業界のバブル感

現在、NYでは「ブロックチェーンウィーク」と押し出され、Consensusを中心に様々なイベントが開催されています。そのうちのイベントの一つ「ethreal」では、1500万円のCryptoKitties(クリプトキティ)が販売され、落札されたそうです。

クリプトキティはEthereum(イーサリアム)上で猫を育てるゲームで、今年、アンドリーセンホロウィッツ社などらから、シリーズAの資金調達で$12Mの資金調達を実施しています。これについては、ブロックチェーンのアセットがこれだけの金額で落札されたこと自体を喜ぶ人や、様々な反応がありますが、筆者はそれにはあまり共感できません。

ですが、これは、結局誰かに売り付けることを目的にして、落札されているはずで、これはこれでいいのかもしれませんが、せっかくこんなイベントで派手にブロックチェーンアセットを販売するのならば、有名アーティストにデザインしてもらったクリプトキティを3000万円で売るなどの設計をしたほうが、ニュース性もブロックチェーンの重要度も理解されるのにという感想を抱かざるをえません。

結局、クリプトキティは猫の外部ゲーム性もないし、猫をインターフェースにしたネズミ講という認識。アセットの価値の表現が次に誰かに買ってもらうことを期待させるでは、注目はそのうちなくなります。

それ以外で、このアセットの価値を表現するには、アート性か、ゲーム外部性が必要であるのに、1500万の猫をただ売るのはむしろ悪手のようにしか個人的には思えませんでした。

ブロックチェーンウィークに見るバブル感

また、Consensusの会場であるヒルトン・ミッドタウンの周辺道路では、ランボルギーニが走行していることも話題になっています。これはランボルギーニ社のプロモーションだと言います。

ランボルギーニは、以前からビットコイン業界の人らが好む車で、もはや定番ではあります。

その他、ハードウェアウォレットを販売するLedger社は、ダイヤでコーティングされた自社製品を、19,000ユーロで販売しているそうです。

2,000USDの参加費であるにも関わらず、8000名が来場し(かなりの枠で無料招待も用意されていましたが)、出店ブースはそれ以上に高価であるConsensusからは、やはり業界としてバブルなんだろうなという感覚は拭えません。

なお、Consensusは、開発者が少なく、投資家やビジネスマンが多く集まる傾向にあり、特に古株の開発者などからは批判やレベルの低さにも指摘がされることが多いです。

この批判ももはや毎年の恒例ではあります。
とはいえ、昨年2017年は、業界の規模が爆発的に広がった時期であり、その反動であろうと思います。

来年はどのような状況になっているのか、今から楽しみです。