オフラインで使用可能なビットコイン(BTC)ウォレットが今夏にもリリースか?

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オフラインで使用可能なビットコインウォレット(Bitcoin wallet)が登場!

インターネットが普及している世の中とはいえ、常にオンラインにできる環境があるとは限らない。また、回線がつながる環境にあったとしても、その回線が必ずしも信用できるものとは限らない。

例えば、いざビットコイン(BTC)を使おうという時にインターネットがつながらない、今いる場所の回線(Wi-Fiなど)が不安でセキュリティのことを考えるとインターネットをつなぐのに躊躇する、などが挙げられる。

そんな中、上述のような問題を解決してくれる、仮想通貨ユーザーにとってありがたいシステムが登場した。

オフラインで利用できるビットコインウォレット開発

2012年設立のニューヨーク発のスタートアップ企業GoTenna社は、ビットコインウォレットのパイオニア、Samourai Walletとの連携により、オフライン(インターネットの接続なし)でもビットコインのやり取りができるAndroidアプリを今夏に公開する予定。

発表によると、txTennaというアプリを使って、スマートフォンとGoTennaデバイスを接続し、オフラインでもビットコインのやり取りができるということだ。

費用は一連のセットアップに179ドル(約19,800円)かかるが、GoTennaの技術者Richard Meyers氏は、プエルトリコでハリケーンの被害を受けた人々が、GoTennaを使って通信ができるようになったという最近の事例を引き合いに出し、「スマートフォンの充電さえしていれば、通信は可能です」と話している。

GoTennaはネット接続なしで利用可能な通信システムを提供

GoTennaは、メッシュネットワークと言うWi-Fiや固定電話がない時代にインターネットを使用するために用いられた歴史のあるシステムを使用している。そのため通信をするGoTennaデバイス同士は1マイル(約1.6km)程度の範囲になければならない。ちなみに、これまでにGoTennaは10万台以上を売り上げた実績がある。

▼GoTenna(オフラインでもテキストメッセージや位置情報を送受信できるデバイス)

GoTennaデバイス
出典:GoTenna

オフラインのビットコインユーザーがGoTennaを使い、通信可能な範囲にある別のGoTennaと通信ができれば、さらにメッシュネットワークを伝い、最終的にインターネットに接続しているGoTennaユーザーまでたどり着くことが可能だ。

Meyers氏は「この方法では、誰が、どこから、いつ取引を行ったのかが特定されにくいため、プライバシー保護の観点からみても非常に有効です」と話す。

このシステムでは無料でライセンスのない無線周波数を利用するため、これまでにも何度か仮想通貨への応用が検討されていた。

仮想通貨業界全体への波及

冷戦以降の様々なプロジェクトは、比較的安価で使用する場所を選ばない無線はファイアウォールや海を越えて使用されてきた。有名なクリプトグラファー(暗号作成者)であるNick Szabo氏とブロックチェーン技術者のElaine Ou氏は2017年、微弱な電波送信はビットコインのネットワークの安全性と多様性を高めるという内容の記事を出した。

さらに2017年12月、米国連邦通信委員会(FCC)が「ネット中立性」を廃止すると、時価総額第2位を誇るイーサリアムのユーザーが、コミュニティ作成プラットフォームMeetupでグループを作り、議論を始めた。インターネットプロバイダによる特定のウェブサイトへの優遇やブロックを禁止する「ネット中立性」が廃止されることは、検閲にかかることが少なくなり、ビットコイン取引にとっては好都合となる。

txTennaの最も重要なポイントは、オープンソースの取り組みだということだ。そもそも、goTennaがSamourai Walletとの連携に乗り出したのも、Samourai Walletがソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスGitHubで始めたオープンソースのコミュニケーションツールに着目したからだった。

txTennaのコードはiOSアプリにも応用可能である。Meyers氏は「txTennaはもちろんどのウォレットにも対応可能で、Samourai Walletも特定のウォレットを想定して開発したのではない。今後、各ウォレットのプロバイダがこのシステムを使って取引をできるようになるだろう」と説明している。

参考:Coindesk

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