マルタ共和国の首都バレッタにある邸宅が550ビットコイン(BTC)で売りに出されている。支払い方法はビットコインのみで、2018年9月7日時点で550BTCは約4億円に相当する。
18部屋でホテルへの改築も可能
1600年代に建設されたこの物件は18のベッドルームとバスルームがあり、総面積は860平方メートル。住居としてはもちろんのことながら、ホテルへと改築する許可も下りており、オフィスとして利用する場合は30人以上を収容できるという。
物件の所有者であるIan Fitzpatrick氏は仮想通貨関連メディアの「Coin Rivet」に対して、「新しいビジネスコミュニティにいる多くの裕福な人々はマルタを最も魅力的な投資対象として認識していると思っています」と話している。
不動産購入手段に仮想通貨
この物件を取り扱う「CryptoHomes」のDennis Avorin氏は、「仮想通貨は投資家のもだけでなく、 固定資産を購入する手段であることを紹介したい。 ここ数年でマルタの不動産市場は大きくなっており、仮想通貨の使用を促していきたい」と話している。
またマルタ共和国のその他不動産会社も、仮想通貨で不動産を購入することができると宣伝しているが、対象物件の公開までには至っていない。
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