現在のDEX(分散型取引所)にとっての課題を4つに整理、将来より使われるためには

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現在のDEX(分散型取引所)にとっての課題を4つに整理、将来より使われるためには

BinanceがDEX(分散型取引所)に関する動画を公開

取引所のBinanceがDEXのデモ動画を公開しました。

Binance(バイナンス)のCEOのCZは、取引所はいずれ分散型取引所(DEX)が利用されるはずであり、Binanceとしては独自ブロックチェーンのDEXに取り組むと以前よりコメントしています。

年内になにかしらの形でDEXをリリースするとしています。

とはいえ、分散型取引所はこれまでも様々な形式が提案され、また、それらは注目されてきましたが、実際には課題は多く、現状、多くの人が使っているわけでもありません。

現状のDEXが抱える4つの課題

下記の記事は、現状のDEXの課題について4つの理由に分解して解説をしています。

参考:4 Reasons Why Investors Avoid Decentralized Exchanges

課題1.サーバーが集中化していること

まずDEXの課題の一つは、サーバーが集中化していることです。
ユーザーが秘密鍵を保有して、第三者に資産を預け入れをせずに取引ができ、ハッキングリスクがないことが一般的にDEXのメリットと言われています。

しかし、過去には、例えばEtherDeltaなどのDEXは、DNSをハッキングされ、ユーザーの資産が被害にあった事例があります。

課題2.UI/UXが低いこと

DEXは、中央集権的な取引所と比べ、UI/UXはよくありません。
とはいえ、これは現在、様々なDEXが改善に取り組んでおり、競争のなかで、UI/UXは向上される兆しもあります。具体的には、0xのいくつかのリレイヤーや、KyberNetwork、Bancorはかなり使いやすくなりつつあります。

課題3.低い流動性

これは鶏と卵のような話でもありますが、DEXは流動性が低いです。
流動性が低いので、市場参加者が少ないという問題があります。

課題4.クロスチェーンでの取引ができないこと

基本的にDEXで、異なるブロックチェーン間のアセットの交換は実装難易度が高く、現状、使えるものはほとんどありません。Ethereumであれば、Ethereum上のトークンしか取引ができないということです。これに関しては、今後、いくつかの形でアプローチが期待されます。

バーチャルマシンが互換性のあるブロックチェーン同士で、片方のチェーンでアセットをロックアップしてインターオペラビリティを行う場合や、カストディなどトラストできるエンティティを用いてビットコイントークンをEthereumのブロックチェーンに持ってくるなど方法などです。

いずれにしてもトラストレスなクロスチェーンスワップは引き続き難易度が高いでしょう。

これらを踏まえて、筆者もDEXがテイクオフをするには、どのような要素が必要かの因数分解は度々行っています。

参考:DEX(分散型取引所)が将来どのような要因で利用拡大されるかについて。テイクオフに必要なポイントを3つに分解。

今後の発展が期待され、各問題の改善が期待されます。

筆者が主催しているd10n labで配信をしたレポート全体では、より電気代が安い地域のマイナーの状況、BitmainをはじめとしたASICメーカーは今どうして一斉に上場をしようとするのか、様々な数字をもとに仮説をレポートしています。

▼d10n lab 未来を思考するための離合集散的コミュニティ
https://d10nlab.com/

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