ZCASH(ZEC)初のハードフォーク「Overwinter」完了!さらなる展開とは

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ZCASH(ZEC)初のハードフォーク「Overwinter」完了! さらなる展開とは

匿名性の高い仮想通貨のひとつ、ZCASH(ZEC)の初のアップグレードが実施された。新たなアップグレードは「Overwinter」と名付けられ、ブロック番号347,500で行われた。

Overwinterとは?

「Overwinter」は仮想通貨ZCASH(ZEC)による初めてのハードフォークだ。現在のプロトコルを強化する目的で、6月26日にブロック番号347,500で行われた。ユーザーは現在のソフトウェアをアップグレードする必要が出るだろう。

このハードフォークにより、ネットワークやバージョンの更新時に不正アクセス等を防ぐ、リプレイアタック対策や、取引の透明性の向上を図るという。今回のアップグレードは、今後のさらなるアップグレードに向けた途中段階ということだ。今年中にネットワークのスケーラビリティ問題解決を目的とした「Sapling」という2回目のハードフォークが予定されている。

ZCASH(ZEC)の公式ホームページによれば、Binance(バイナンス)、Bitfinex(ビットフィネックス)、Gemini、Poloniex等、多くの外部機関がOverwinterのサポートを表明している。サポートに参加する機関のリストは順次更新されていくとのことだが、もし特定の機関のサポート有無を知りたければ、直接問い合わせることが必要である。

Overwinterをサポートしているか確認すること

ウォレットや取引所など、各ユーザーの利用するサービスがOverwinterをサポートしているかどうかは、個別に確認する必要がある。

スタンドアローンでZCASH(ZEC)のソフトウェアを使用している場合は、アップデートを確実に行いたい。ノードを自分で運用したり、古いコードを使い続けることがなければ、アップグレードを忘れることはないだろう。ウォレットのアップグレードを済ませておけば、送金時の心配はなくなる。もし資金の安全を確実にしておきたいなら、アップグレードが実施される頃にトランザクションを行わないのが一番である。

ZCASH(ZEC)では実施1時間前からトランザクションを控えるように呼び掛けていた。アップグレード前に完結していないトランザクションは、実施後に順に行われるという。

分裂とライバル通貨誕生の危険性

もし、ハードフォークに対して一部のユーザーからのサポートが得られなかった場合、既存のシステムの分裂を引き起こし、対抗する通貨が生まれるリスクがある。Overwinter自体はそこまで大幅に機能が追加されているわけではなく「Sapling」アップデートのため前段階ではあるが、それでも新たな機能はゼロではない。例えば、先にあげたリプレイアタック対策は新たな機能となるため、理論上はこれに反発が起これば、分裂は起こりうる。

要するに、Overwinterは現在のネットワークに大きな影響を与えるものではなく、「Sapling」に向けた調整にすぎないと言える。

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参考:bitcoinist

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