ペイパル(Paypal)CFOは「ビットコイン(BTC)価格が安定するなら本格的にサポートする」と発言

4283

ペイパル(Paypal)は「ビットコイン(BTC)価格が安定するなら本格的にサポートする」と発言

大手決済サービスPaypal(ペイパル)のCFO(最高財務責任者)は5月21日、法定通貨を使っている業者向けにビットコインの導入を検討し、将来的には、ほぼ間違いなくビットコインをサポートしていくだろうと大手海外メディアCNBC(Consumer News and Business Channel)に語った。

ペイパルCFO、決済導入が増えない問題点は「仮想通貨のボラティリティ」

ペイパルのCFOであるジョン・レイニー(John Rainey)氏はCNBCの動画チャンネル「Mad Money」のインタビューにおいて、各企業が仮想通貨決済の導入に関して関心を示さない理由の一つとして「仮想通貨のボラティリティが高い」ことを主張している。

レイニーCFOは、Mad Moneyのホストであるジム・クレイマー(Jim Cramer)氏に対し、次のように述べた。

「仮想通貨のボラティリティの高さは、ビジネスを行うにおいて悪影響を与えることがあります。仮にあなたが製品を売るビジネスをしていたとします。そこで10%のマージン(売上時の利ざや)を持たせて売り、利益をビットコイン(BTC)で受け取ります。しかしこの売上利益は、ビットコインの価格変動によっては次の日には消失している可能性があるのです。実際にビットコインは一日に15%の価格変動が起こることがあります。ビットコインのボラティリティの影響で、事業主が不利益を被ることがありえるのです。」

Braintree
出典:CNBC「Mad Money」より

高速送金システムは既存の仲介業者を淘汰するだろう

ペイパルは、実際のところビットコインのボラティリティの高さについてさほど気にしていない。その理由は、2015年にBraintree(ペイパルが傘下に収める、Web決済サービス会社)が提供するビットコインを使用した新たな決済システムのついて、すでに検討していたからである。

Braintree出典:Braintree(ブレインツリー)

その時以降、ビットコインのボラティリティは大幅に抑制されている。レイニーCFOは「各企業がビットコインから法定通貨に即時に換えるというシステムを商業的に活用出来る可能性を秘めている」と強調した。

海外仮想通貨メディアのBitcoinistは、ビットコイン(BTC)の通貨としての機能は、ライトニングネットワーク(Lightning Network)決済として機能する形で変化しており、このことは、著しく低い手数料と即時トランザクション処理によって、法定通貨ベースの商業モデルの要求に応えられることを示している。

Braintreeは平均して2.9%の取引に0.3ドルの手数料が加算される。このビットコインと法定通貨を直接取引できるビットコインのライトニングネットワーク決済システムを利用する業者は、ほぼコストがかからない。この新しい取引手段は、今まで不可能だった送金手数料以下の少額決済と高速取引を実現させる。

しかし、このライトニングネットワーク決済はまだまだ発展途上であり、170,000ドル(約1,860万円)までの取引にしか対応できない。

レイニーCFOは、ペイパルはまだビットコインをあきらめていない旨を語った。

「今現在、サービスを利用する業者からビットコインの関心は多くない。しかし、将来ビットコイン(BTC)価格が安定し、より優れた仮想通貨になった時、私たちはこの通貨を確実にサポートする」

(翻訳者:RAVA)

参考:Bitcoinist

関連:決済企業Paypal(ペイパル)が仮想通貨決済スピード向上のため特許申請