ネム(NEM)ブロックチェーンとカタパルト(Catapult)を使った「ProximaX」って何?

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ネム(NEM)ブロックチェーンとカタパルト(Catapult)を使用した「ProximaX」って何?

ネム(NEM)のブロックチェーンとカタパルト(Catapult)を使用した「プロクシマエックス(ProximaX)」という機能がある。日本語の解説記事も少ないので、この記事では簡単に概要を紹介する。

ProximaX(プロクシマエックス)とは?

プロクシマエックス(ProximaX)は、豊富なサービスとプロトコルを備えたブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)の拡張機能のこと。

インターネットアプリケーションの大部分は、認証やデータベース、ストレージ、メッセージング、メディアストリーミングで構成されている。これらは、いくつかの企業によって集中管理されているのが通常のカタチ。この集中管理によってコストは高く、インフラの成長は制限される。ブロックチェーンの非中央集権化によってこの問題を解決することが検討されてきたが、初期段階では実績と現実のギャップを埋めるためには複雑で不安定だった。

しかし、環境に優しい分散型元帳技術、P2P(ピアツーピア)のインターネット・プロトコル、使いやすいAPI主導の構造を使用し、DApps開発者や企業がソリューションをより簡単に導入管理できるようにすることで、ProximaX(プロクシマエックス)は抱えている課題を解決しようとしている。

プロクシマエックス(ProximaX)は、ブロックチェーンとストレージ、ストリーミング、高度なコンセンサスアルゴリズムを組み合わせて、幅広い業界共通のアプリケーションと分散型アプリケーション開発のためのオールインワンプラットフォームを実現する。

プロクシマエックス(ProximaX)は、ブロックチェーンベースの分散ストレージおよび、コンテンツ配信ネットワーク。オンチェーンとオフチェーンのサービスとプロトコルを組み合わせたソリューションで、ユーティリティ設計されたものとなる。

ProximaX(プロクシマエックス)のプロトコル&サービスレイヤー

■ブロックチェーン
ネム(NEM)テクノロジーを使用して、プライベートチェーンとパブリックチェーンを提供。これにより誰でもネットワークに参加することができる。多くのユーザーがネットワークに参加しやすくするためのインセンティブを導入予定だという。

■ストレージ
分散ファイル管理システムであるIPFS(InterPlanetary File System:同じファイルシステムであるすべてのコンピューターへの接続を試みる、P2P分散ファイルシステム)に基づくストレージソリューション。P2P分散アーキテクチャを使用する分散型ストレージネットワークであり、サードパーティのストレージプロバイダによる影響からユーザーを解放する。

■ストリーミング
Peer Stream Protocol(PSP)を利用。このプロトコルは、暗号識別子間の安全なオフチェーン通信チャンネル用に設計された、メディアとメッセージング配信のスケーラビリティ、安全性、コスト効率を高めるために設計されたP2Pプロトコル。 P2Pメッセージング、オンラインプレゼンス、ルーティング、リアルタイムストリーミングプロトコルにおいて、ノードプライバシーを提供。

■コンセンサス
投票、ガバナンス、ハーベスティング、ネットワーク上のストレージリソースと帯域幅リソースに貢献するために、多層コンセンサスプロトコルを使用し、ネットワークノードに報酬を与える。ProximaXノード、DApps開発者、コンテンツ作成者は、プラットフォーム上のさまざまなビジネスに置いて、トークンで報酬を受け取る。

ProximaX(プロクシマエックス)の分散アプリケーション

■ファイルのホスティングサービス
クライアントが自動かつ安全にファイルを複数のデバイス間で同期および整理ができる。ファイル格納・共有の非公開所有分散ネットワーク。

■ファイルの共有
ProximaXを使用すると、ユーザーはテクノロジーベースの信頼ソリューションを使用し、ファイルとデータを安全かつシームレスに共有できる。

■コンテンツの作成と収益化
DApps開発者は、多種多様なコンテンツ制作のためにDAppsを設計するという柔軟性を持ち、ProximaXのシステムで収益化することができる。

■コンテンツのコントロール
コンセンサスプロトコルの一部は、有効なコンテンツのフィルタリングを管理する。オープンで非公式なプラットフォームだが、エコシステムのクライアントがコンテンツにフラグを立てて削除できるようにすることが不可欠となる。

■マルチメディア、メッセージストリーミング
ProximaXでは、ストリームの帰属は匿名。ストリーム作成者のIPアドレスや個人情報を特定することはできず、視聴者も同じ。

■顧客の把握・確認
KYC(Know Your Customer:顧客確認)機能を統合し、必要に応じてセキュリティとゼロ知識証明のプライバシーと匿名性を維持しながら、視聴者、開発者、コンテンツ作成者を把握する。

▼参考:ProximaXのユースケース図
ネム(NEM)ブロックチェーンとカタパルト(Catapult)を使用した「ProximaX」って何?出典:ProximaX

ブロックチェーンの仕組みはもっと活用されるべき

プロクシマエックス(ProximaX)のソリューションにより、ブロックチェーンを導入して活用できる業界は多くある。オフチェーンとオンチェーンの組み合わせにより、ブロックチェーンを拡張する形で使用する。すべてブロックチェーン上で行う必要はなく、ポイントごとに必要に応じてオンチェーンで刻み、それ以外はオフチェーン(ブロックチェーンの外)で処理実行していく仕組みは、ブロックチェーンの有用性を拡大していくと考えられる。

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参考
ProximaX

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