仮想通貨ファンドの調査結果を公開、ビットコイン(BTC)価格下落も管理資産増加

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仮想通貨ファンドの調査結果を公開、ビットコイン(BTC)価格下落も管理資産増加

仮想通貨のヘッジファンドやベンチャーキャピタルの情報を調査しているクリプト・ファンド・リサーチ(Crypto Fund Research)が、現状の仮想通貨投資ファンドの分析結果を発表した。

2019年の新しい仮想通貨ファンドの誕生ペースが減速

クリプトファンドリサーチの発表によると現在存在する仮想通貨のファンドは、ヘッジファンド355社・ベンチャーキャピタル425社・未公開株/その他24社である。また今回の発表では、2014年以降に立ち上げられた新しい仮想通貨ヘッジファンドやベンチャーキャピタルの企業数も公開している。

この発表によると2016年に立ち上げられた新しい仮想通貨ヘッジファンドやベンチャーキャピタルは46である。これに対し2017年には、290以上の新しい仮想通貨ヘッジファンドやベンチャーキャピタルが誕生した。2018年には230を超える仮想通貨ファンドが誕生しておりクリプトファンドリサーチは、2017年よりも立ち上げペースが速かったと分析した。ただし現段階までに2019年に立ち上げられたファンドの数は140であり、2017年と2018年の急速なペースから減速すると予想している。

仮想通貨の価格低下もファンドの管理資産は増加

クリプトファンドリサーチは、仮想通貨投資ファンドの大部分を小規模だとまとめている。804社の内の403社の運用資産(AUM)は、1,000万ドル(約10億9,000万円)未満である。運用資産1,000万ドルから5,000万ドル(約54億3,000万円)の範囲に235社、5,000万ドルから1億ドル(約109億円)の範囲に109社、1億ドルを超える資産を持つ仮想通貨ファンドは57社だった。

またクリプトファンドリサーチは、仮想通貨全体の運用資産の成長についても分析している。2017年1月1日の資産運用額は6億7,500万ドル(約734億円)だったが、2018年1月1日の資産運用額は68億6,000万ドル(約7,460億円)、2019年1月1日の資産運用額は102億ドル(約1兆1,100億円)となった。

このように運用額が増えている理由として、新しい仮想通貨ファンドの立ち上げ・既存ファンドへの純流入・ポートフォリオ資産の価値の変化を挙げている。

また今回の発表では、仮想通貨ファンドの拠点についても触れている。仮想通貨ファンドの約半分の391社が米国を拠点としている。2位以下は中国/香港が84社、イギリス55社、シンガポール42社、スイス26社、カナダ21社、オーストラリア24社、ドイツ16社となっている。さらに拠点のある都市は、サンフランシスコが79社で1位となった。2位以下はニューヨーク74社、ロンドン49社、シンガポール42社、香港35社、シカゴ・上海20社、ロサンゼルス18社、メンローパーク17社、ツーク13社、サンタモニカ11社だった。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Cryptocurrency Investment Fund Industry Graphs and Charts

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文:かにたま