リップル(Ripple)と国際銀行間通信協会(SWIFT)との生存競争切迫

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リップル(Ripple)と国際銀行間通信協会(SWIFT)との生存競争切迫

国際決済を一手に引き受けている国際銀行間通信協会(SWIFT)とリップル(Ripple)社との間の生存競争が激化しており、一部には合併するのが一番平和的な解決という噂さえ流れています。

主として銀行間の国際決済は今や、信頼性のほかに送金処理スピードは求められています。スピードで勝るリップルが台頭して、1973年以来存続しているSWIFTの存在意義が問われています。

リップル(XRP)のリアルタイムチャート

1日1,500万件の国際取引データを送信しているSWIFTの存在意義は?

SWIFTは世界の金融取引データを安全・確実に送信する銀行間のコンピューターシステムです。SWIFTは今日、その種の圧倒的の大規模な通信ネットワークであり、約1万1,000の会員社間で1日当たり1,500万件のメッセージを送信しています。

SWIFTは定期的にアップグレードされていますが、中央集権型の構造を維持したままで、しばしば通信の遅れや非効率性、エラーといった批判を受けてきました。SWIFTに依存する送金業務は、完了まで数日要して、エラーも時に10%に達することがあります。

これに対して、Ripple Labが提供するプロダクトは、より効率的かつ安全にSWIFTと同様に機能を果たすことを目指しています。媒体として仮想通貨のXRPを利用して、国際決済に数日かかったものを数分で処理し、ほんのわずかなコストで法定通貨を送金する能力を示しています。

SWIFTとRipple(XRP)の生存競争がし烈に

すでに100を超える多くの銀行がテストを含めてリップルと契約しており、リップルのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)最高経営責任者(CEO)は、SWIFTに代わるものとして公言をはばからず、SWIFTとの何らかの提携協力関係を持つといううわさを否定しています。

SWIFTの対応も急です。SWIFTは新たな送金サービス「グローバル・ペイメント・イノベーション(GPI)」を開始しています。なお試験導入期間中ですが、会員社からは好評であり、GPIシステムを通じて1日当たり1,000億ドル(約11兆円)が送金されています。GPIは中央集権化されており、SWIFTは今後のアップグレードにブロックチェーン利用を視野に入れています。

リップルはSWIFTに挑戦することによって、これまで比較的日常業務化した金融サービスを競争市場へと変えようとしています。現在世界では毎日5兆ドルが国際決済されていますが、その特権的サービスが一挙に競争市場に持ち込まれるのです。

IBMやJPモルガンも市場に参入、SWIFTの存在意義が問われる

現に、リップルに加えてIBMもステラ(Stellar)を使った「Blockchain World Wire」という独自の国際決済サービスを始めようとしています。JPモルガンもまた17年10月から、独自のブロックチェーン銀行間送金ネットワーク「Interbank Information Network(IIN)」のテスト運用を開始、これにみずほ銀行とりそな銀行、三井住友銀行もIINに参加しました。

こうなるとSWIFTの存在意義が問われ、銀行など利用者の国際的な話し合いがなければ、泥沼の生存競争に投入することも予想されます。あるいはSWIFTの自壊作用も起こりかねません。リップルの利用をテストする多くの有力銀行は、2019年の早い時期に国際決済サービスの本格化に向けたサービスを予定しており、金融機関、一般企業、政府も成否に注目しています。

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参考
CryptoNews