リップル(Ripple)社が目指すものとは?最近の動向と噂まとめ

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米国のRipple社が発行する仮想通貨リップル(XRP)の最近の動向と噂

リップルは執筆現在、仮想通貨時価総額の第3位にランクインする仮想通貨で、ファンも多く注目を浴びている仮想通貨のひとつである。この勢いに乗りRipple社の共同創始者クリス・ラーセン氏は一時、世界の長者番付8位に相当するほどの資産を持っていると報じられた。

同社は送金システムに力を入れており、また独自の画期的なサービスの開発にも取り組んでいる。シリコンバレーでの創業当初から、Ripple社は将来有望だった。その高い人気、多くの採用例、賢明で安定した開発チームにより、多くの投資家に見込まれ期待される企業である。

Ripple社が目指すもの

Ripple社が目指すのは最も選ばれる送金システムである。現在の銀行間の取引は非常に時間がかかり、透明性に欠け、そして費用がかかるため、世界規模での取引には不都合が多い。

一方で同社のシステムは参入の障壁を低くし、幅広い取引に対応できる決済システムなど、世界での金融取引に必要とされるあらゆる特長を備えている。

Ripple社のシステム

Ripple社が開発したグローバルな送金システムはRippleNetと呼ばれる。その機能は世界中の銀行をネットワークでつなぎ、Ripple社の技術を用いて誰でも支払いのやり取りができる。RippleNetでは、すべてのやり取りに対してインスタントメッセージの利用と即時グロス決済(金融機関間の口座振替)ができるようになる予定だという。Ripple社は複数の銀行と提携を結んでおり、RippleNetを使って世界中の提携銀行に国際送金ができる。

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RippleNetは以下3種類のプロダクトを提供している。

xCurrent

金融機関とRippleNetを接続するシステム。
主に銀行間の送金を素早く効率的・安全に行うことができる。

xRapid

流動性を高めコストを最小限にするシステム。xRapidに資金が保管され金融機関はそれにアクセスができるため自身で保管する必要がなく、資金の流動性が高まり送金が容易になる。

xVia

支払いに関するやり取りを世界中で可能にするシステム。法人が複数のネットワークを経て安全に、かつ即時的に、また請求書などの重いデータを添付して支払いを送金できる。

金融機関との提携

金融機関との提携はRipple社の最大の強みである。理想的なソリューションを考え出すにとどまらず、実行の手はずを整えている。同社の送金システムには、そのシステムへの需要(ユーザーやビジネスのニーズ)だけでなく供給(システムを採用する金融機関)が欠かせない。

同社は地道に提携企業(銀行)を獲得してまず供給側の環境を整え、それにより多くの顧客を得た。提携を結ぶ銀行は日に日に増えており、2018年第一四半期までに、大手金融機関だけでもAK Bank、Axis Bank、UBS、SBIホールディングス、みずほ銀行、スタンダードチャータード銀行、サンタンデール銀行と契約を結んだ。こうした金融機関との提携の実績がRipple社への信頼と顧客獲得につながっている。

SBIホールディングス運営の仮想通貨取引所でリップル(XRP)を採用

日本のSBIホールディングスが運営する仮想通貨取引所(SBIバーチャルカレンシーズ)は、新たに立ち上げるプラットフォームに、仮想通貨リップル(XRP)を採用すると発表。1月30日には、一部の顧客に対してベータ版の公開を開始しているという。

この取引所は日本国内の法人や個人のトレーダーによる仮想通貨取引を整えることを目的に設立された。60以上の金融機関からなるコンソーシアムを束ね、金融業界でも影響力を持つSBIホールディングス代表取締役 執行役員社長の北尾吉孝氏はTwitterで、今年終わりまでに10ドル(日本円約1000円)に到達するだろうと予測した記事を引用Tweetしたことでも注目を浴びた。

Apple Payと連携の可能性

最近もっぱらの話題となっているのがRippleとApple Payの連携だ。ApplePayがRipple社のインターレジャープロトコルを採用する動きがあるという噂があるようだ。

世界最大手のテクノロジー企業であるApple社との提携が事実であれば、Ripple社は大きく飛躍するだろう。あらゆる支払で必要とされている迅速で安全な送金サービスがApplePayで採用されれば、すべてのMacユーザーとiPhoneユーザーがそのサービスを利用するようになる。

これによりApplePayは仮想通貨による支払を取り入れることになり、Ripple社に限らずすべての仮想通貨への恩恵が期待できる。この噂の内容については、引き続き注目していきたい。

まとめ

世界中の送金システムや金融取引に確固たる変革をもたらすには至っていないものの、Ripple社が作り出したシステムへの評価は今後も落ちないだろう。独自のアイディアをスマートに形にし、実績を積み上げてきた結果、リップルは世界第3位の仮想通貨企業に成長した。

現時点(2018年5月5日)でリップル(XRP)は、1XRP=98~99円、時価総額は約38,786億円(約3兆8千億円)に達している。Ripple社が業界を騒がせ、変革を次々ともたらすのではないだろうか。引き続き動向を注目したい。

参考:Globalcoinreport

リップル(XRP)の価格・チャート
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