リップル(Ripple)が 国際決済システム「xRapid」の送金実験で好結果を発表

15741

リップル(Ripple)が 国際決済システム「xRapid」初の社内実験で好結果を発表

Ripple(リップル)社はこのほど、国際送金システム「xRapid」による初の試験的送金が好結果を見たと発表した。Rippleはこの結果を受けて、本格運用に向けて本格的に開発を進める。

xRapidは、決済業者や金融機関に対するビジネスソリューションであり、規模、スピード、費用対効果を持って海外の新しい市場への送金業務を飛躍的に拡大することができる。

米国・メキシコ間の送金コストが最大70%減、スピードが2-3日から2分前後に短縮

Rippleは2018年5月10日、ブロックチェーン技術に基づき国際決済のスピードとコストを向上し、金融包摂に対する障害を軽減、世界経済に数兆ドルを注ぎ込む金融サービスの近代化を押し進めるxRapidの社内テスト結果を次のように発表した。

「われわれは今日、xRapidによるこれら目標の実現に一歩近づいた。xRapidは世界的な送金の遅れを取り除き、コストを劇的に軽減した。xRapidはデジタル資産のXRPを支えるテクノロジーを生かし、まさに瞬時にして海外送金を可能にする、xRapidのいくつかの試験結果が得られた」

xRapidを使った今回の実験は、米国からメキシコへの送金である。その結果、通常は外国為替ブローカーが取り扱う送金手数料が40~70%節約されることが分かった。xRapidによる送金にかかる平均時間は、従来方式で2~3日かかったものが、2分前後と大幅短縮された。しかも、XPR Ledger(台帳)に依存する送金の部分は、僅かに2~3秒である。残りの時間は、仲介するデジタル資産交換所とローカルの決済レール処理にかかる。

xRapidのテクノロジーをさらに深く説明すると・・・

送金に当たる金融機関は、発信地と目的地、双方のデジタル資産取引所に直接接続する。発信地の通貨はXRPに交換され、最終的な支払いを有効にするため必要な流動性が付与され、数秒で目的地の取引所でその国の通貨に交換、特定の送金先アカウントに送金される。このトランザクションはすべてエンドツーエンドで追跡され、飛躍的に安いコストでスピードを上げて送金が完了する仕組みである。

米国・メキシコ間の送金業務は多忙を極め、競争の激しい市場である。従来方式では、送金取り扱い事業者は、メキシコにあらかじめアカウントを開いて証拠金を入金するか、特定のバンキングシステムを介して送金しなくてはならない。この種のアカウントには数兆ドルもの証拠金が残留しているのが現状だ。さらにこの規模の送金を処理できる銀行の数は限られているので、マーケット競争力を持たないのが現実である。

その点「xRapid」は、取引所のような第三者を選ぶことで、最も競争力のあるソーシングが可能になる。ある送金取り扱い業者は、受け入れたマネーをXRPに交換し、目的の海外に送金すると、マネーは目的地の現地通貨に交換され、最終的なアカウントに送金される。

国際送金の構造的非能率に取って代わるか

RippleのAsheesh Birla上席副社長(製品担当)は「XRPの有用性は、そのスピードとスケーラビリティにあり、海外送金には最適である。何といっても、1秒で1500トランザクションが可能だから」と語っている。

xRapid試験に参加した送金取り扱い事業者ViamericasのPaul Dwyer最高経営責任者(CEO)は「テスト結果に満足している。xRapidは流動性コストを軽減し、送金スピードと透明性を高め、厳格なコンプライアンス管理にも有効だ。XRPのようなデジタル資産は、将来の国際送金に主要な役割を果たし、これまでの決済インフラの構造的非能率に対して安全に対応してくれる」と語った。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

関連:リップル(XRP)の価格・相場・チャート
関連:リップル(Ripple)社が目指すものとは?最近の動向と噂まとめ

参考
ripple.com
Financemagnates