ブラジルの人気サッカー選手ロナウジーニョが意欲的なプロジェクトでICO発行へ

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ブラジルの人気サッカー選手ロナウジーニョが意欲的なプロジェクトでICO発行へ

ロナウジーニョの愛称で知られるブラジルの人気サッカー選手ロナウド・デ・アシス・モレイラ氏が、「デジタルVRスタジアム」など意欲的なサッカー・プロジェクト推進のためICOを発行する。

プロジェクトは、ロナウジーニョがプロジェクト開始に署名する前から、正式名「World Soccer Coin」、別名「Ronaldinho Soccer Coin(ロナウジーニョ・サッカー・コイン)」と名付けられている。

東南アジアの2つのスタジアムは近く完成、2018年末事業開始へ

ロナウドは2018年2月20日、Twitter上でプロジェクト開始計画を初めて明かし、約1800万人ものフォロワーに向けてICO開始を事実上宣言した。プロジェクトの中心は、主としてアフリカ、東南アジア、中東諸国に3年計画で300の「デジタル・バーチャルリアリティ(VR)・スタジアム」を開発することである。

スタジアムは、プレーヤーの能力を測定・解析して、新しいチームを結成するためのブロックチェーン・データベースを作成する。そのほかサッカーアカデミーを創立し、世界のアマチュアとプロの試合を開催、サッカーくじ発売場など関連するエンターテインメント施設も併設する。

引退後にサッカー推進事業で世界に貢献したいと熱く語るロナウジーニョ

プロジェクトの日程表によると、2つのスタジアムが7月中にアジアに完成し、2018年末には事業が始まるという。東南アジアにある既存の5つのサッカー場との提携関係がすでに結ばれている。プロジェクトはさらに、eスポーツの側面を強化する事業を重視して、VRやバーチャル・サービス技術の開発に注力する。完成する「ロナウジーニョ・アカデミー(Ronaldinho Academy)」は2019年3月開校予定。

計画によると、フィリピン、ベトナム、タイのスタジアムは、2019年には運営が始まり、eスポーツ・トーナメントが2019年7月にタイのバンコクで開催される予定。サッカーくじなどの発売やアカデミーへの入学、VRスタジアムのeスポーツ参加なども計画されている。

ロナウジーニョは「引退後のことを考えるようになって以来、(プロジェクトのパートナーになって)できる限り世界に貢献したいと思うようになった」と語っている。ロナウジーニョは、仮想通貨のプロジェクトに加わる、恐らく最も有名なスポーツ選手の1人である。

人気スポーツ選手と仮想通貨の関わりとは?

無敗の5階級制覇を達成した元ボクサー、フロイド・メイウェザーが推薦したCentra Tech社のICO詐欺は、スポーツ界の汚点となっている。同社はメイウェザーを宣伝に利用して、3200万ドルのICOトークンを販売した。しかし米国証券取引委員会(SEC)は2018年4月、詐欺容疑で同社を摘発した。

NBA(全米プロバスケットボール協会)のスーパースター選手ステファン・カリー氏も、この世界では思い半ばで挫折している。彼は2018年5月初め、複製できないNFT(Non-Fungibl Token/それぞれ個性を持ち、代替できないトークン)に属する「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」を発行して、NFT資産の利用・開発に再挑戦した。しかし、CryptoKittiesは1カ月もしないうちにプロモーションを中止した。

ロナウジーニョはすでに2017年12月、2018年中に現役を引退すると発表している。彼は2018年3月に来日した際の会見で、「ロナウジーニョサッカーアカデミーを今後の仕事にする。サッカーに次いで好きな音楽は、バンドメンバーもいるし、世界中を旅行して回る曲を作り、感動と喜びを伝える活動もしたい」と語っていた。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

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参考:CCN