ロシアの小さな村がルーブルを捨てる?独自の仮想通貨によって経済問題の解決へ

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ロシアの小さな村がルーブルを捨てる?独自の仮想通貨によって経済問題の解決へ

仮想通貨で革命を起こそうと考えている有名なロシアの農民がいる。ミハイル・シュリャプニコフ氏(Mikhail Shlyapnikov)は現在、ロシアのモスクワにある小さな集落で畜産農家として暮らしている。この村は今日苦境に陥っており、村の経済を再生をするために彼は移住してきたという。

彼はかなり奇抜な考えを持っており、独自の仮想通貨をコミュニティ内で発行し、政府へ挑戦しようと考えているのだ。それは、銀行に支配された仕組みから抜け出すための考えのようで、ここ何年も弾圧を受けてきたが、彼らの村は仮想通貨ビジネスを通して村の経済的問題を解決することが出来てきている。

仮想通貨の革命を起こし、静かに暮らす農民たち

シュリャプニコフ氏は海外の金融メディアCNNのインタビューに対し以下のように話した。

「私は、今回の取り組みをこれ以上拡大させたくありません。なぜなら、これ以上広げることで、私たちが予期していない義務(規制など)を発生させるかもしれないからです。

私は世界全体を救おうとか、ましてやロシアを救おうとかは考えていません。これからは私たち(この村)が穏やかに暮らしていければよいのであり、この利益を私たちのコミュニティの中だけで享受すればよいと思っています。」

センタリング出典:CNN

彼自身、このような経済的な自立は、銀行の連合とロシアのルーブルに対する2桁にも及ぶ金利に対して対抗するために引き起こしたとしている。

ロシアの農村に移住、独自通貨開発までの経緯

もともとロシアの都心に住んでいたというシュリャプニコフ氏が現在、住居を構えるКолионово(Kolionovo/コリオノボ)は、モスクワから車でわずか1時間ほどにある、人口はおそらく数十人ほどの小さな村だ。彼が移住したのは約10年前のことであり、当時は銀行員がまさに金利等を変革している時だった。

彼は当時のことについてこう話す。

「私は銀行の奴隷にはなりたくなかった。だから、私の持っていたお金を投資して、自分自身の銀行や政府を作ろうとした。」

2010年には、村に立ち入ろうとした政治家に対し、精神的な鑑定が必要であると主張し断ったことがある。そのわずか数年後、意図的にルーブル(ロシアの通貨単位)を奪うために独自通貨である『Kolion(コリオン)』を開発したのだ。

仮想通貨がきっかけで明るくなったロシア農村の未来

独自通貨コリオン(紙幣バージョン)は2014年に発行を始めたが、2015年にロシアの裁判所が「この通貨を違法とみなす」と判決を下し、コリオンは一度白紙となった。しかし彼はその後仮想通貨(暗号バージョン)の開発に着手し、2017年の春にICOにて日本円にして約5500万円を調達、計画を再開させたのだ。

現在の価値はICO実施以来上昇してきているため、保有コリオンは約2億円の価値があるそうだ。これが彼自身、多額のお金を集めることができた経緯だ。

村には現在500枚のビットコインがあり、その価値は約4億円にも及ぶ。一方で『コリオン』はマイニングされておらず、法定通貨とも結びついていない。代わりに、耕作(plowing)と呼ばれる方法にて獲得することができるという。さらにコリオンは、他の仮想通貨を通して購入することも可能だ。

現在の1ビットコインは何円?BTC計算機を活用

彼のビジョンは幸運にも実現に至った。そして、ロシア経済は悲観的に捉えることができる。この国では過度な経済的制裁がマーケットを縮小させ始めている。

だが、この村とその隣人は日常生活にこのような独自仮想通貨を取り入れることで、不景気の影響から逃れることができている。このようなケースは数年前には考えられなかったであろう。

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(翻訳者:RAVA)

参考:Bitcoin.com