サンタンデール銀行、Ripple(リップル)の技術を利用した国際通貨送金アプリをリリース

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サンタンデール銀行 リップル

アメリカのニュース専門ウェブサイト「ビジネスインサイダー」によると、スペイン最大の商業銀行であるサンタンデール銀行は、今年の春に仮想通貨リップルを利用した国際通貨送金アプリをリリースする予定である。

サンタンデールUKのCEOネイサン・ボストック氏は、先週の金曜日行われた国際金融技術会議で、「今年の春、他社が先を越されなければ、私たちは、ブロックチェーンを利用した大規模な国際取引を可能にする最初の大手小売銀行になるでしょう。」と述べた。

このアプリの立ち上げは、サンタンデールCEOアナ・ボティン氏が1月に開いた講演によって発表された。彼女によると、この新たなシステムはスペイン、ブラジル、イギリス、ポーランドで利用が可能になるそうだ。

リップルの普及

サンタンデールが最初にリップルに投資したのは2015年である。この投資は、投資企業のベンチャーであるサンタンデールイノベンチャーズを通じて行われた。その後、分散型台帳の技術は、すぐに多くの銀行で採用されることになると予測し、2017年のパートナーシップ署名など、サンタンデールはリップルと数回にわたり共同事業を展開していくことなる。

リップル公式サイトより
※参考:Riiple公式サイトより

カリフォルニアに拠点を置くリップルはブロックチェーン技術を利用した金融機関用の決済システムを販売している。旧システムでは国外への送金には数日を要した一方で、リップルによる送金は1日もかからないのである。

その製品の1つにxCurrentというものがある。xCurrentは「端末間の追跡システムを利用した銀行の迅速な国際金融取引」を可能にするものだ。また、xRapidというものもあり、これは、仮想通貨リップル(XRP)を使った決済システムである。リップルは「アメリカの金融企業ウエスタンユニオンが利用するブロックチェーン技術」と言われている。実際に、ウエスタンユニオン社は確かにリップル製品を利用しているのだ。

リップルが最初に銀行に導入されたのは2014年であり、その時から現在までリップルは世界中の数百に及ぶ金融機関と契約を結び、その規模は着実に拡大している。サンタンデールはその中の1つに過ぎず、提携銀行の中には他にも有名な金融機関が多く見られる。

近日、リップルは自社の製品を中国で大規模に試用運転させることを発表した。中国で仮想通貨を運用させることは技術的に容易ではない。しかし、リップルはブロックチェーン技術利用した決済システムを利用させることに重点をおいており、自社が発行する通貨の購入に関してはそこまで力を注いでいない。リップルアジア太平洋政府規制担当官サーガル・サラバイ氏は、「私たちは規制を明確にするために努めています。銀行や金融機関、決済サービス業者と個人的に連絡を取り、規制当局や政府機関とも話し合いをしています。リップルとは何であり、私たちのビジョンが何であるのかについてより広く伝えるためです。」と語っている。

coinmarketcap.comによると、Rippleの時価総額は約250億ドルになっている。
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参考:FAINANCE MAGNATES
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