リップル(Ripple・XRP)の拡大が止まらない…!サウジアラビア中銀が初の「決済プログラム」試験開始

22665

編集部ピックアップ

サウジアラビア

2018年2月14日、ブロックチェーン技術のスタートアップ企業Ripple(リップル)が、サウジアラビアの中央銀行であるサウジアラビア金融局(SAMA中銀)のパイロットプログラムを実施する契約を結び、サウジアラビア国内銀行間でRippleの決済技術を試すことになったと発表された。

参考:Ripple公式

サウジアラビアの金融管理当局であるサウジアラビア中銀は、英国中銀のイングランド銀行に次いで、Ripple(リップル)と協力する2番目の中銀となる。

Ripple(リップル)ネットワーク利用開始 ~透明性と低コストの瞬時送金~

Ripple(リップル)は、1月26日にサンフランシスコで開かれたBlockchain Connect Conferenceでブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者(CEO)から、次のように報告されていた。

この画期的なパイロットプログラムは、中央銀行が開始するその種の初のプログラムである。サウジアラビアから参加する(複数の)銀行は、内外の決済処理を透明性と低コストで瞬時に実行するため(当社ネットワークシステムの)xCurrentを利用する

サウジアラビアの銀行は、xCurrentがほかの有力な金融機関から当然のように強い関心を持って受け入れられていることから、試して見ることに大きな期待をかけている。

xCurrentは、銀行間を接続する法人向けの製品であり、「current」という名称通り、よどみなく流れる水のように送金手続きを進行する姿に例えている。

xCurrentによる送金は、プロセス全体を可視化し、Interledger Protocol(インターレジャー・プロトコル:ILP)技術を用いる。元帳を持たず、「コネクター」と呼ばれる暗号技術によって保護されたセキュアなエスクロー(※)・システムによって複数の元帳を接続する仕組みである。

※中立な第三者機関を介して、売買代金のやり取りや名義変更までを一括して行い、取引を監視するシステムのこと

ことによってそれぞれ金融機関が持つプロトコルと即座に接続することができるようになり、銀行間でのリアルタイムメッセージが可能となり、取引前に決済内容の確認や決済後の入着金が確認できるようになる。

Ripple(リップル)利用開始を視野に、国際的に様々な金融機関が競い合う

Ripple(リップル)の送金ネットワークは、xCurrentのほかRippleNet、xRapid、xViaがあり、この1年、世界の金融機関から大いに注目され始めている。アラブ首長国連邦(UAE)の国際送金、外為・決済ソリューション大手のUAE Exchangeは2月13日、国際決済処理にRipple(リップル)ネットワークを利用する契約を結んだばかり。

また、スペインのサンタンデール銀行は、スペイン、ブラジル、英国、ポーランドの4カ国の銀行間決済処理にxCurrent技術を第1四半期注に利用開始することでRippleと合意している。さらにFortune誌は、送金業務世界最大手の米ウエスタンユニオンが、リップル(XRP)を使って決済テストを開始するとの同社スポークスマンの話を伝えている。

関連記事:世界初!Ripple社(リップル)「xCurrent」を使った4ヵ国間即時送金アプリをリリースへ

ウエスタンユニオンのヒクメット・エルセクCEOは「われわれは送金処理と運転資金最適化とともに、ブロックチェーン能力におけるコンプライアンス部分の規制問題に特に目を向けている。われわれはさまざまなテストを試みるが、Rippleともいくつかのテスト計画がある」と語った。

リップル価格相場情報はコチラ

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

参考:
Coindesk
Bloomberg

編集部ピックアップ

マルチシグ管理の安心・安全ウォレット