スロベニアの複合商業施設BTC Cityが「真のビットコインシティ」に向けて動き出す

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スロベニアの複合商業施設BTC Cityが「真のビットコインシティ」に向けて動き出す

東欧の国スロベニアで、本当の意味でのビットコインシティが誕生するかもしれない。
スロベニアの首都リュブリャナにある複合商業施設(ショッピング、エンターテイメント、レストランなどショッピングモール)の「BTC City (BTCシティ)」は、ビットコイン(BTC)を利用した「真のビットコインシティ」になる為に動き出していると、一部の仮想通貨関連メディアが伝えた。

BTCシティは500程のショップと70以上のレストランがある大型モール

1954年、スロベニアに拠点を置くCentralna skladišča社(1975年に社名をBTCに変更)という倉庫・物流企業によって設立されたBTCシティは、もともとは倉庫街として利用されていたが、1990年に運営元であるBTC社が株式会社へと変わるのに合わせ「BTCシティ」という複合商業施設へと姿を変えた。

スロベニアの複合商業施設BTC Cityが「真のビットコインシティ」に向けて動き出す出典:http://www.btc.si/

BTCシティの敷地面積は延べ475,000㎡に及び、現在は500程の企業、商業、娯楽施設が居を構えている。ヨーロッパ随一の複合商業施設としても知られ、リュブリャナの観光名所、ショッピングスポットの一つとして広く市民、観光客から愛されている。

スロベニアの複合商業施設BTC Cityが「真のビットコインシティ」に向けて動き出す出典:http://www.btc.si/bitcoin-city/

ビットコインをエコシステムに採用、真のBTCシティへ

BTCシティの運営陣はこの複合商業施設を、ブロックチェーンを含むフィンテックやAIなど最新テクノロジーに裏打ちされたエコシステムを採用する新たな形の複合商業施設とすることをもくろんでおり、その中で目を付けたのがビットコインというわけである。

そして今回、ビットコインを利用したエコシステム構築のために白羽の矢が立ったのが、スロベニアに拠点を置くフィンテックのスタートアップEligma(エリグマ)社だ。Eligma社はAIとブロックチェーンを利用した、コマーシャルプラットフォームの研究開発を行っており、2018年4月には同社発行トークンを利用したICOを無事に成功させている。(シンボル= “ELI”)

現在BTCシティでは、同社の決済システムであるElipayをBTCシティ内で営業しており、複数のショップやビジネスセンターの決済方法として採用した。すでに仮想通貨用のATMも設置されており、準備は着々と進んでいるようだ。

スロベニアの複合商業施設BTC Cityが「真のビットコインシティ」に向けて動き出す出典:http://www.btc.si/bitcoin-city/

現スロベニア首相がBTCシティに来訪

このBTCシティ(ビットコインシティ)の構想は政府からの注目も集めている。2018年5月25日には、スロベニアの現首相であるMiro Cerar氏がBTCシティを訪問、その活動を視察した。

これは同日スロベニアで開催された、デジタル化社会やブロックチェーンテクノロジーの国際カンファレンス『Beyond4.0』の中で行われた。Miro Cerar首相は仮想通貨をはじめとした、フィンテックなど最新テクノロジーに対して知見の深い人物と知られ、スタートアップの投資、支援事業にも力を入れている。

スロベニアに限らず、東欧諸国ではフィンテックの研究開発に国家レベルで力を注ぐ国が多い。以前一企業による事業レベルを出ないビットコインシティ構想だが、今後どのような発展を遂げていくのかには注視しておく必要があるだろう。

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参考
Bitcoin.com
BTC City