独自の仮想通貨の開発を進めるSNS最大手FacebookとVKの動きとは

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独自の仮想通貨の開発を進めるSNS最大手FacebookとVKの動きとは

世界のSNS企業が独自の仮想通貨を発行して、仮想通関世界に参入する動きが強まっています。SNSは無制限に広く一般市民を巻き込むプラットフォームですから、そのような事態になれば仮想通貨の熱気が一挙に高まりそうです。

Facebookが6月にもステーブルコインを発行か

独自の仮想通貨を発行する計画を進めているSNS大手企業は、米国のFacebook、ロシアのVKontakte(ヴコンタクティ:VK)の両社です。

Facebookは、2019年6月中にもステーブルコインを発行すると伝えられています。ステーブルコインということで、Facebookのユーザーは、例えばドル固定などのコインの発行によって、不安定な価格変動の影響を受けずに済むことになります。専門家筋の一致した見方によると、Facebookは世界最大のメッセージングプラットフォームであるWhatsApp(ワッツアップ)向けにステーブルコインを利用するそうです。

同社は18年2月、オンライン決済サービス大手のPayPalの元社長だったデビッド・マーカス(David Marcus)氏を新設したブロックチェーン開発部門責任者に任命しました。開発室は40人余りの社員を集めて、同年4月に正式発足しました。

ユーザー情報流出の汚名挽回 起死回生の新事業がステーブルコイン発行

そのころからこの部門で、Facebookユーザー限定のブロックチェーンベースの仮想通貨決済システムを開発しているとのうわさが流れ、ビットコインニュース(Bitcoin News)が「Facebookは新たな仮想通貨を開発するかもしれない」との記事(2018年12月18日)を掲載して、プロジェクトの存在がほぼ間違いないと信じられています。

Facebookは18年、ユーザー情報が流出する事件が発生して、3,000万人が不正アクセスの被害を受けました。Facebookはユーザーの信頼が失墜しています。独自仮想通貨の発行は、信頼を失ったFacebook起死回生の新事業と解釈されています。Facebookは、独自仮想通貨をステーブルコインとして発行して、米ドルの限らずユーロや円など数多くの法定通貨との等価交換する計画だとされています。

ロシアのFacebookと言われるVKも仮想通貨発行か?

一方、ロシアで最も人気のあるSNSのVKは、「ロシアのFacebook」とも言われています。ロシアのニュースサイトRNSによると、VKのすべてのユーザーに仮想通貨を積み立てる個人アカウントを作成するそうです。

VKが報道のように仮想通貨を発行することになれば、1億人に近いVKのユーザーに利用が解放されますが、VKは、独自仮想通貨の発行計画の内容を否定も肯定もしていません。

VK独自の決済プラットフォームVK Payを使ってトークンを共有

VKのコインはステッカーパックやバーチャルギフトと交換できるほか、VKが開発した電子決済プラットフォームVK Payを通じて、ユーザー間で共有することができます。ユーザーは、プラットフォームを利用して一定の活動を完了するたびに、トークンを蓄積することができます。

RNSが信頼できる筋からの話として伝えるところによれば、「トークンは他のユーザーへの転送、商品交換」などで蓄積し、電子決済プラットフォームのVK Payを利用して、オンラン決済に利用できるようになります。

VKは創設者であるパヴェル・ドゥーロフ(Pavel Durov)氏のアイディアで誕生しました。ドゥーロフ氏はまた、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)の創設者でもあります。テレグラムは18年、独自ブロックチェーンの「Telegram Open Network(TON)」を立ち上げるため、2回にわたってICOを発行して、約17億ドル(約1,900億円)を調達したことで知られています。

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参考
IBINEXNEWS
Crypto Currency News