サザビーズ仮想通貨決済可能オークション実施、バンクシー作品が約14億円で落札

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サザビーズ仮想通貨決済可能オークション実施、バンクシー作品が約14億円で落札

世界最古の競売会社のサザビーズ(Sotheby’s)は、ニューヨークでこのほど開催されたオークションで、匿名の人気アーティストでビットコイン(BTC)支持者バンクシー(Banksy)の作品「Love is in the Air」が1,290万ドル(約14億円)で落札されと発表しました。注目されるのは、この落札が業界初めて暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)による支払いを受け入れたことです。

オークション史上初めてバンクシーの代表作が仮想通貨で高額落札

サザビーズは5月13日ツイッターに、バンクシーの絵画が4人の入札者の中から1290万ドル(約14億円)で、仮想通貨によって落札されたと公表しました。サザビーズはオークション業界初めて、ビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)で決済されることを受け入れると発表していましたが、どちらの仮想通貨で落札されたかどうか公式には明らかにされていません。

サザビーズの最高経営責任者(CEO)であるチャールズ・スチュワート(Charles Stewart)氏は5月4日のインタビューで、「アイコン的存在のバンクシーの絵画というよりむしろ、仮想通貨を紹介する組み合わせほど優れたものあるだろうか。落札者が仮想通貨ではなく米ドルで支払うかも知れないが、面白い試みだと思ってもらえる可能性を作った」とコメントしていました。

オークションは、米国で最も人気のある取引所コインベース(Coinbase)の協力を得て実施されました。バンクシー氏の作品は時には数百万ドルで売却されるほどの人気となっています。今回オークションにかけられた作品は、同氏の作品の中でも特に人気の高い作品でした。

仮想通貨の受け入れだけでなくNFTのオークションも

今回のイベントは、芸術の世界に仮想通貨が受け入れられる画期的な出来事です。その他にもサザビーズは4月、初めてNFTのオークションを開催しました。3日間のオークションでは、「パク(Pak)」という名で知られるデジタルアーティストのNFT作品が1,680万ドルで落札されました。

サザビーズのNFTのオークションは、NFT専用のデジタルアートオークションプラットフォームであるニフティ・ゲートウェイ(Nifty Gateway)で開催されました。入札数は過去最大を記録しました。

スチュワート氏はNFTについて、「NFTが持つ美学と可能性に関心を示すオーディエンスは間違いなく大勢いる。だからこれを物理的な芸術の世界に持ち込んではいけないという理由はない。実現すれば非常に興味がある」とコメントしています。

参考
The Fungible Collection
Sotheby’s Ready to Accept Crypto Payments for Latest Art Auction

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。