S&Pダウ・ジョーンズがビットコイン(BTC)など仮想通貨の3インデックスの提供開始

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S&Pダウ・ジョーンズがビットコイン(BTC)など仮想通貨の3インデックスの提供開始

株価指数や債券指数などさまざまな金融市場指数を提供しているS&Pダウ・ジョーンズがこのほど、初めて3種の暗号資産(仮想通貨)インデックスを立ち上げました。 S&Pビットコイン・インデックス(S&P Bitcoin Index)、S&Pイーサリアム・インデックス(S&P Ethereum Index)、そしビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の組み合わせ指数であるS&Pクリプトメガキャップ(S&P Crypto Mega Cap Index)です。

ビットコインなどトップ級の仮想通貨をインデックスで示す

機関投資家にとどまらず個人投資家は、時価総額によってこれら2つの最大の仮想通貨の値動きなど影響度合いを得ることが可能になります。S&Pダウ・ジョーンズは、世界中の取引所に上場されているトップ級のデジタル通貨の成功をモニターすることを主たる目標として、デジタル通貨のエコシステムがどのように成熟しているかを示します。

3つの指標のティッカーシンボルは、SPBTCとSPETH、SPCMCとなっています。インデックスは、暗号通貨指数プロバイダーであるルッカ(Lukka,Inc)提供のデータを利用して、ウェブサイトに掲載されています。

BTCの年初来価格は95%増、ETHは273%増

広報担当者のレイモンド・マクコンビル(Ray McConville)氏は、3つの指数は時間経過による資産価値の増加を測定するものであり、資産そのものの価値を測定してないとし、「2つの指数を比較すると、ビットコイン YTD(年初来価格)は、95.67%上昇したのに対して、イーサリアム YTDは273.72%増になったことが分かる」と語っています。

S&Pの仮想通貨インデックスは、仮想通貨価格の動きを解読することに熱心なウォール街のトレーダーのために、ビットコインとイーサリアムのデータを正規化するよう設定されています。このインデックス化は、現在すでに提供されているブルームバーグ(Bloomberg)およびギャラクシー(Galaxy)両インデックスと比較されることになります。

仮想通貨の主流化とともにインデックスは大いに注目されている

ビットコインが半減期(2020年5月11日)を迎えて、機関投資家から巨額の資金が市場に流入した昨年から今年にかけて、ビットコインの価格は劇的に上昇しました。マイクロストラテジー(MicroStrategy)やスクエア(Square, Inc)、電気自動車メーカのテスラ(Tesla)などの巨大企業が、ビットコインやデジタル通貨全般に資本をつぎ込んでいます。

仮想通貨市場全体の時価総額は約220兆円を超え、機関投資家の需要も伸びていることから、仮想通貨のベンチマークは大いに注目されています。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのイノベーション&戦略部門のピーター・ロフマン(Peter Roffman)氏は「金融市場とデジタル資産はもはや、相互に排他的な市場でなくなっている。仮想通貨は主流になり、投資家は今や機関投資家にとって信頼できる価格データで支えられる透明性のある指標にアクセスできるようになっている」とコメントしています。

参考
S&P Digital Market Indices Methodology
S&P Launches First-Ever Crypto Indices for Bitcoin and Ethereum: Why It Matters

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。