スペインで初となる「決済はビットコインのみ」不動産が売却

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スペイン_ビットコインイメージ

仮想通貨が主流になりつつあることを受け、スペインに拠点を置く不動産会社「Mister Piso」が、ビットコインによる支払いを受けてアパートを販売した。同社は暗号通貨への転換が販売を加速し、住宅産業を復興させることを期待している。

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、2009年の開始以来、着実に普及してきている。
しかし、それがどうして企業や消費者にとって魅力的なのだろうか?

企業や消費者が感じるビットコインの魅力

ビットコインはもともと、銀行やその他の規制団体のような仲介者を迂回する(現行の金融システムの代わりとなる)装置としてつくられ、そして実際に機能されている。ビットコインはその他の仮想通貨と同様、取引に関連した情報を保存する中央サーバーを必要としないP2P(ピア・ツー・ピア)のプラットフォームとして作成された。

簡単に説明すると、不動産の買い手および売り手はビットコインを利用することによって銀行の影響を防ぎ、手数料を大きく削減することができるという点がメリットとなる。

市場の大きな変動

アパートのオーナーは、40BTCという控えめな価格で取引を成立させた。1BTCは$11,840(記事執筆時)に相当する。つまり、当該住居はおよそ$475,000で販売されたことになる。

ビットコイン価格に固定レートは無いが、過去1年間で大きく変動してきた。これによりMister Pisoは、ビットコインの受け入れに際してある程度のリスクを引き受けるが、このリスクは計算可能だという。ビットコインは一晩で大きく下落する可能性があるが、ビットコイン価格は過去数年間で1500%近く上昇していることを覚えておく必要があるのだ。

Mister Pisoはビットコインに関連するリスクを完全に引き受けているが、既にビットコインによって販売する2番目の物件について告知している。

変わりつつある時代

上述した物件は、現在のオーナーであるAnna Durango氏がビットコイン決済を受け入れることに合意するまで5年間、市場に売り出されていた。Durango氏は、当該物件に元の価格に対して高い値段が付くようにし販売を効率化するためにMister Pisoがこのアイディアを提案したと述べた。

Mister PisoのTarragona事務所でマネージャーを務めるGerard Platero氏はこう説明する。

これはよりクリーンな取引であり、取引に際して現金は必要無い。ビットコインウォレットと無形の通貨があれば良い。もし物件を見て気に入れば、支払うと署名をし、公証人を依頼する代わりにその場でビットコイン価格に基づいた非常に迅速な取引を行うことが可能だ。これは双方にとってメリットがある。

Platero氏は、このクリーンな取引によって物件の所有者または購入者が、銀行を通さず手数料などの追加コストを回避(または削減)することができると説明した。

参考
Bitcoinist.com

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現在国内でも、一部の店舗で商品が購入できたり、飲食代をビットコインで支払えるサービスが始まっている。今後、日本でもこういったビットコインおよびその他の仮想通貨を使った決済(取引)が拡大していくのだろうと考える。