世界初!Ripple社(リップル)「xCurrent」を使った4ヵ国間即時送金アプリをリリース予定

34990

編集部おすすめ

センタリング

スペイン最大手商銀サンタンデールが、Ripple社(リップル)のブロックチェーン技術で開発したモバイル決済アプリをリップルネットワークに展開して、4ヵ国(スペイン、英国、ブラジル、ポーランド)間で即時国際送金する事業を2018年第1四半期中に開始する。

Ripple社(リップル)のネットワーク製品「xCurrent」を使って送金可能に

使われるネットワークは、Ripple社(リップル)のネットワーク4製品の中の1つ「xCurrent」である。サンタンデールは、1年半かけてアプリを開発、10ポンドから1万ポンド(約14ドルから1万4000ドル)を決済できるアプリを実装した。ちなみにxCurrentは、リップルのトークンであるXRPを使わないタイプ。

xCurrentは、即時国際送金をするために現在銀行やその他の金融機関が活用を試している法人向けソフトウェアソリューションである。サンタンデールの顧客は、xCurrentを使って、4大陸間の決済をわずか1分弱(3クリック40秒以内)で完了できる。このアプリはまた、デジタルウォレットや個人用財務マネジャーなども同梱している。

xCurrent公式ページ 出典:リップル公式「xCurrent」ページ

Ripple社(リップル)のブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者(CEO)は、Twitter 上で「アプリは四半期中に公開される」と語っている。xCurrentは、銀行間の送金と着金の前後に、双方がリアルタイムで確認できる。

信用強化のため「XRP」のエスクロー確保

Ripple社(リップル)は、銀行間取引の世界的ネットワークを構築することを目的としており、スピード、コスト、取引量は他の仮想通貨と比較して断然トップとなっている。

スピードは3.3秒、コストは0.0004ドル(0.04円)、取引量(毎秒のトランザクション処理量)1500TPSとなっており、ビットコインとは比較にならないほど優れている。多くの銀行が即時国際送金にRipple(リップル)のソリューションを試す理由はそこにある。

Ripple(リップル)では、毎月10億枚のXRPが社内使用目的で発行される。これまでのところ、Rippleは月間平均約3億枚のXRPが利用された。そのことはつまり、準備金としてのトークンの枚数が一段と少なくて済むことを意味する。

2018年のリップルは国際送金ネットワーク利用の実用化に期待

Ripple社(リップル)のネットワークを使う多国間送金は、SBIホールディングスが2017年、SBI Ripple Asiaと提携して、内外為替一元化コンソーシアムを結成して、12月には自社決済プラットフォーム「RCクラウド」を利用する「日韓送金」実験を実施した。

これは韓国のウリィ銀行、新韓銀行の大手2行と邦銀37行による国際送金の第1弾実験である。コンソーシアムは、実験結果を積み重ねて、2018年中の実用化を目指している。

参考:内外為替一元化コンソーシアムにおける「日韓送金実験」に関するお知らせ(SBIホールディングス)

Ripple(リップル)はまた、スタンダード・チャータード銀行(シンガポール)、アクシス銀行(インド)、RAKBANK(UAE)の3行が、Rippleネットワークの1つ「RippleNet」を利用した国際送金を開始したとも発表している。

Ripple社(リップル)のネットワーク製品は、xCurrentのほかRippleNet、xRapid、xViaがある。それぞれの用途に応じて、内外の多くの銀行が実用化を目指している。2018年は、XRPを使うかどうかは別にして、Ripple(リップル)の国際送金ネットワーク実用化元年になるとの期待が高まっている。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

リップル価格相場情報はコチラ

参考:
スペインのサンタンデール銀行による発表
CoinDesk
Finextra