決済分野で事業を行うFintech企業スクエアは同社のスマホアプリ「スクエア・キャッシュ」で一部のユーザー向けにビットコインの売買ができるサービスを試験的に行っている。
店舗での決済対応を支援するだけでなく、ビットコインの売買までできるようにしようとする狙いは何なのか。
同社でCFOを務めるSarah Friar氏は、このビットコインに関するプロジェクトを始めた理由についてアメリカのニュースチャンネルで説明している。
「私たちは決済のイノベーターです。ですので、決済がどこに向かっているのかを知っておかなければなりません。」
ビットコインがますます注目のキーワードとなる中で、本当にユーザーがビットコインを手にすることを望んでいるのか確かめるためにアプリ上でビットコイン売買の機能を試験的に実施することになったようだ。
過去にゴールドマンサックスやSalesforceで働いた経験を持ち、業務効率化ツールSlackの取締役会のメンバーでもある彼女は、イノベーションについていくにはリスクを取らなければならないと語り、インターネットやクラウドも世の中で広がり始めた当時は懐疑的な視線を浴びた事について言及している。
ビットコインの今後の進展は不確かであるが、スクエアは「イノベーター」として顧客が望むものを提供していかなければならないと彼女は加えた。