エニグマ(Enigma)メインネットに向けた次ステップ!ノードとインセンティブについても考察

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エニグマ(Enigma)メインネットに向けた次ステップ!ノードとインセンティブについても考察

エニグマ(Enigma)プロジェクトがロードマップを再考し、メインネットローンチを延期すると発表した。これは、Enigmaのパートナープロジェクトと同時に進行しているためである。各パートナープロジェクトは、Enigmaのテクノロジーを使い、自身のプロジェクトをより強固なものとする。

▼エニグマのロードマップ変更について
ブロックチェーンの強化を目指すEnigmaの今後の動きとは?

Enigmaが今、メインネットをローンチしても、パートナープロジェクトがそのテクノロジーを使える状態でないと、双方にとってあまり意味がない。そういう意味でEnigmaプロジェクトでは万全の体制でメインネットを稼働できるように、ロードマップを延期し、各パートナープロジェクトと同時にローンチできるように進めることにした。

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これを踏まえて、Enigmaは今どんなステップを踏んで進むのか。また、Enigmaプロトコルを稼働させるノードとインセンティブついてどう考えているのだろうか。今回はこのあたりを考察する。

エニグマ(Enigma)メインネットに向けた動き

エニグマ(Enigma)は、まずイーサリアム(Ethereum)テストネット上にネットワークを導入する。Ethereumメインネット導入前にテスト、監査、最適化を行う。これは外部開発者がEnigmaのシークレットコントラクトを構築できるようなネットワーク構成とする。開発者はシークレットコントラクトを展開し、意図した通りに実行されていることを検証することができる。

当初は、自己完結型のネットワークであったため、ノード実行とステーキングは関係なかった。しかし、この点に関して大幅に変更する考えを示した。Enigmaのネットワークを維持するノードとインセンティブの仕組みをテストネットで導入する。

やはり、暗号通貨にまつわるシステムでは、ネットワークノードとインセンティブは欠かせない存在なのだろうか。インセンティブは、多くの関心ある人々を巻き込むきっかけにもなり、その人達によってテクノロジーも支えられる。今回のノードとインセンティブはEnigmaにとってどう働きかけるのだろうか。このあたりは、追って確認していきたい。

エニグマ(Enigma)のコア仮想マシンを構築しWASMをサポート

エニグマのコア仮想マシン(計算エンジン)構築に関しては、以下に挙げることが可能となる。

  • スケーラブルなプログラミング言語の使用
  • コード内で標準ライブラリと共通ライブラリを使用できる能力
  • Oracle機能を持つために必要なもの(外部データを取得しネットワークとオフチェーンで通信)
  • SGX、MPC、FHE、ZKPなどの技術を含んだプライバシー保護技術のための共通の計算エンジン

「WASM」とはWebAssemblyの略称で、Webのための新しいバイナリーフォーマットのこと。既存のWebブラウザで広く利用されているJavaScriptと比べ、構文解析と実行が高速になるように設計されている。

参照:Wikipedia-WebAssmbly

次のリリースでは、チェーン上で暗号化された契約状態を保存し、結果を直接ユーザーに送信することで、計算結果の格納を可能にする。

エニグマ(Enigma)プロジェクトの開発優先事項とは?

プライバシー技術を組み合わせる

汎用の安全なMPC(Multi-party Computation Engine/マルチパーティ計算エンジン)の構築をすること。MPCは、Enigmaと他のプライバシー技術を組み合わせることを可能にする。

独自のブロックチェーンへ移行

また、将来的に独自のスケーラブルなブロックチェーンに移行することを目標としている。現在は、Ethereumのブロックチェーン上にEnigmaのネットワークが構築され、メインネット稼働する動きがあるが、将来的にEnigmaは独自のブロックチェーンにて構築される。Enigmaの場合のブロックチェーンとは、取引を注文し、支払いを広め、ペナルティを強制するのに役立つ検証レイヤーとして機能する。

スケーラビリティの確保

ネットワークを少人数のグループに分割することでスケーラビリティを確保。何らかのコンセンサスを必要とする。Enigmaは、まずテストネットにてネットワークを導入し、最適化の作業を行う。

これはEnigmaのシークレットコントラクトが正しく実行されることを検証する。当初の予定と変更し、ネットワークにノードとインセンティブを考慮。このネットワークは段階的に少人数グループごとに分割しスケーラビリティの確保に務めるようだ。

最終的にはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンから移行か

このあたりは、インセンティブの面もあるので、どのような構成にするかは十分な検証が必要かもしれない。また最終的には、Ethereumのブロックチェーンから移行し独自のブロックチェーンにて稼働を目指す。Enigmaのようなセカンドレイヤーでは、様々なブロックチェーンと連携しブロックチェーンを強化する役割も担う。

その面では、現在のブロックチェーンに依存しない形で、独自のチェーン上で稼働することが必要なのかもしれない。

関連:現在のブロックチェーンの問題点、Enigmaのビジョンとは?

参考:Enigma公式ブログ

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