夏の高校野球、甲子園が終わりました。

筆者(元球児)も先日足を運びましたが、一瞬の勝負に手に汗握る感動は相場の世界にも重なりますね。

さて、前回は打診売買について解説しました。今回が最終回になります。

損切りドテンについて話したいと思います。

これは厳密にいえば資金管理というよりトレードテクニックなのですが、損失を限定するための有力な手法となるので紹介させてください。

損切りドテンは「やられたら倍返しだ!」

乱高下しやすいBTCのような相場では、上手くトレンドに乗れば利益を伸ばす事ができるものの、損切りを迫られる局面も少なくないはずです。

例えば市場が大荒れとなり1日前に350,000円で購入していた1BTCが直近1時間で突然330,000円に下落しました。

この時、長期的には買い増しの好機と考えられますが、レバレッジをかけている場合このまま下落すると一時的に損失が膨らんでしまうと考えられます。

損失がなくなる?

このような状況で損切りドテンという手法を活用します。これは長期的には上昇を見込んでいても、現レートで一旦20,000円の損失を確定してしまい、ポジションを数倍にして売りに転じるという手法です。

まさに「やられたら倍返し」ですね。

概ね相場の世界では自分が損切りを考えるポイントは別の参加者が損切りを考えるポイントでもあり、損切りを嫌い様子見していると、あれよあれよという間にレートが不利に進んでしまう時があります。

先に損切りを行ってしまえば、あとは他の損切りを待つだけです。

今回の場合であれば330,000円から2BTCのポジションで売りに転じ、320,000円くらいまで下落が進んだタイミングで決済すれば損失がなくなります。

単に損切りを行ってより良いレートを待つのではなく、どうせなら逆方向でエントリーして、それまでの損失を一部または全て帳消しにしてしまおうというのが、損切りドテンの狙いです。

ダイナミックな動きには損切りドテンが背後にある

またこのようにして参加者の損切りドテンが続くと、買いが買いを、売りが売りを呼ぶようになるためポジションが一気に傾きレートが大きく動きます。

まさに昨日の友は今日の敵、というような状況です。

注意点

なお、注意点があるため併記しておきます。

まず、損切りドテンは長期的な運用には向いていません。

そもそも長期的な運用を行う方は四六時中レートの動きを追わないですし、ドテンをしてしまうとトレンドが読めなくなるのでお勧めしません。

どうしても損切りドテンを行うなら、運用額を長期と短期に分けそれぞれに損失の上限を設けた上で、短期的なトレードとして行いましょう。

価格が乱高下する背後にはこのような思惑があると理解しておくだけで落ち着いて価格を捉える事ができるため、今後は意識してみてください。

また、損切りドテンは一時的に自分の相場観と逆行する動きを取る事になるため、売買ルールを遂行できるメンタルコントロールが可能な方向けの手法です。

あらかじめ時間を決めて細やかな監視ができる時に限定して取引を遂行してください。

BTCはリスクの高い投資対象です。投資の判断は自己責任で行いましょう。

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