メッセージアプリ・テレグラム:ユーザー認証用の暗号化機能「パスポート」を実装

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メッセージアプリ・テレグラム、ユーザー認証用の暗号化機能「パスポート」を実装

メッセージアプリ「Telegram」は、ユーザー認証を目的とした 「Passport (パスポート)」と呼ばれる追加機能のリリースを発表した。この機能により、ユーザーは自身の本人確認書類を一度アップロードするだけで、その後、アカウント確認のための本人確認書類を要求する他サービスと個人情報を共有することができる。

Telegram(テレグラム)が実装した暗号化ツール「パスポート機能」

これまでは、このような統一されたシステムは存在せず、毎回必要な書類全てをアップロードする必要があった。本人確認データは「Telegram」の暗号化されたクラウド上で保存されるため、これらデータのセキュリティについては心配無用。また、「Telegram」は同社がこれらデータにアクセスできないことを保証しており、ユーザーがこれらのデータを共有する際はデータは受け取り側に直接届けられる。

「本人確認書類パッケージ」には国内用身分証明書、パスポート、運転免許証、公共料金の請求書をアップロードすることが可能。また、「Telegram Passport」は、ユーザーへ自分達の写真を撮ってもらうよう依頼することも可能。ちなみに、この新しい機能は、同社のメッセンジャーアプリのブロックチェーンプラットフォームの要素として、ICOに向けた社内投資プロジェクトに記載されていた。

「Telegram」は、自身の新しいブロックチェーンプラットフォーム「Telegram Open Network」の開発に向けて約17億米ドルを調達した。同社は、このTONエコシステムでは、仮想通貨「Gram」で支払いができるサービスが現れることも明らかにしている。

パスポート機能を決済システムで応用することを提案

また、「Telegram」は、この新機能を決済システム「ePayments.com」で試すことを提案している。これはイギリスの決済システムで、現在ロシア国内でも使われているものである。

「ePayments.com」のサイトには「Telegram経由での登録」ボタンが現れており、このボタンを押した後ユーザーは「Telegram」メッセンジャーアプリに遷移し、登録手続きの完了のために、ユーザーの個人情報へのアクセスをボットがリクエストする仕組みになっている。

この新機能は、事実上まだ知名度が低く、法律で規制されていない仮想通貨分野にて極めて有用になると考えられている。更に、「Telegram」社のデジタルサービス開発責任者であるドミトリー・グラドゥコヴ氏によると、新機能は、スマートフォン、タブレット端末やノートPCなどデジタル家電のオンライン・ストアである「Svyaznoy」および「Euroset」にとっても有益になる可能性を秘めている、とのこと。というのも、これは、送金や担保による商品購入などでのサービス利用を簡素化するからである。

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参考:Cryptorussia