ブロックチェーン広告分析企業とトヨタ(TOYOTA)が提携、デジタル広告の透明化へ

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ブロックチェーン広告分析企業とトヨタが提携、デジタル広告の透明化へ

ブロックチェーン関連の広告分析企業のルシディティ(Lucidity)が10月16日、大手自動車メーカーのトヨタと広告代理店サーチ・アンド・サーチ(Saatchi & Saatchi)と提携することを発表した。3社のパートナーシップによりトヨタはデジタル広告キャンペーンの透明性と効率化を図る。

ブロックチェーンで広告の透明化を図る

世界中のさまざまな業界の中でも自動車業界はもっとも多く広告を出している業界の一つで、2018年のアメリカの自動車に関するデジタル広告の市場規模は約150億ドル(約1兆6,800億円)にもなる。

デジタル広告ブロックチェーンプロトコルのルシディティはデジタル広告に透明性と信用をもたらす企業だ。ルシディティのプラットフォームでは、ドメインを偽るドメインスプーフィングやボットによるトラフィックなどから発生するデータの不一致を特定することができ、広告費の無駄を削減し、投資利益率の最大化を図っている。

Lucidity公式サイトの画像Lucidity公式サイトより

広告のパフォーマンスが21%上昇

トヨタは試験的に行ったルシディティの最適化されたキャンペーンによって、パフォーマンスが21%上昇したとしている。トヨタのキャンペーンに関して、ルシディティはよりパフォーマンスの優れたサイトに予算を割り当てるため、インプレッション数とクリック数が食い違うサイトやアプリのブラックリスト化を行った。

トヨタのマーケティング・コミュニケーション・マネージャーを務めるナンシー・イノウエ氏(Nancy Inouye)は、「これまで、広告枠の自動買い付けの裏側で実際に何が起こっているのかきちんと検証する手段がなかった。長い間ブロックチェーン技術には注目してきたが、問題解決となるような実用的なブロックチェーンはなかった。ルシディティとともにキャンペーンを行えたことを嬉しく思う」とコメント。

サーチ・アンド・サーチのメディアディレクターを務めるトム・スコット氏(Tom Scott)は、「プログラマティック広告のサプライチェーンにおける透明性のあるデータにアクセスできることは革新的だ」と広告業界におけるブロックチェーン技術の導入に期待するコメントを発表している。

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参考
PRNewswire

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