仮想通貨トロン(Tron/TRX)のメインネット移行はどうなる!?イーサリアム(Ethereum)に別れを告げて…

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仮想通貨トロン(Tron/TRX)のメインネット移行はどうなる!?イーサリアム(Ethereum)に別れを告げて…

五月雨まくら(@samidare_makura)です。

Tronのメインネット移行が間近です。
この記事をご覧になった方の中には、そもそもTronって何?移行するとどうなるの?という風に思う方もいらっしゃるかもしれないので、この疑問についてお答えします。最後に、五月雨(筆者)の思うところも書きたいと思います。

Tron(TRX)とは何か?

Tron(TRX)は、次世代のエンタメコンテンツプラットフォームです。まず、現在のエンタメコンテンツ市場には問題点があります。それは、ミドルマン(第三者機関)の介在です。例えば、Google, Youtube, Appleなどがそれに当たります。彼らは、コンテンツの掲載の見返りとして手数料を徴収します。それだけではなく、彼らは広告フレンドリーなコンテンツを作るようにクリエイターに働きかけることさえあります。

まとめると、

  1. クリエイターの報酬が減る
  2. コンテンツが歪曲される

という2つの問題があります。

Tronは上2つの問題を解決するために、ネットワーク上にクリエイターがコンテンツをアップロードして、エンドユーザから直接報酬(トークン)受け取るモデルを作り出します。これにより、ミドルマン(第三者機関)が必要がなくなるため、問題は解決されます。

Tron(TRX)のメインネット移行

Tronは2018年5月の最終週に、2018年6月25日にメインネットに移行すると発表しました。メインネットに移行するということは、例えば、今までイーサリアムブロックチェーン上に存在していたERC20トークンが、独自のブロックチェーンに移行することを意味します。トークンの交換は6月21日〜24日に行われ、完全な移行は25日までに完了します。

それでは、Tronがメインネットに移行すると、どうなるのでしょうか?5つの変化を挙げます。

変化①:わずかな手数料

Tronは、取引(トランザクション)を無料にするシームレスなメインネット・ネットワークを構築する予定です。Tron Labsは、ネットワークがTRXの100万分の1の転送料をサポートするとしています。

変化②:スケーラビリティ対応

独自のネットワークを持つTronは、実世界でそのユースケースを証明するために必要なあらゆるレベルまで拡張可能な独自の領域を備えています。これは、膨大なブロック生成数に追われているEthereumでは、とても不可能でした。

変化③:コンセンサス設計

メインネット上のTronは、EthereumのPoS(Proof-Of-Stake)とは異なりDPoS(Delegated-Proof-Of-Stake)を採用します。これにはさまざまな利点が想定できますが、特に、集中度が低く(分散的)で電力消費が少ないことが挙げられます。

変化④:市場からのTronの差別化

TronがEthereumのブロックチェーンからメインネットに移行することで、通貨が存在するための新しい空間を作り出します。これは、Tronを基軸通貨として発展させ、TRXの有用性を高めます。また、カスタムスマートコントラクトをサポートして、プログラムをTronのネットワーク上でホストできるようにします。

変化⑤:強力なプラットフォーム

Tronメインネットが開始されるとTronは、アプリケーション開発をサポートして、現在のパートナーのトークンを発行して、強力なプラットフォームを作り上げることができます。

トロン VS イーサリアム

Tronは、メインネット・ネットワークを競争相手であると見ており、EthereumやBitcoinなどの既存のブロックチェーンと競合する可能性があるとしています。Tronのメインネット移行はユーザとリソースをEthereumから引っ張ってくるので、Ethereumにとっては大きな混乱を招くかもしれません。また、創設者のジャスティン・サン氏は、数百万人ものDAppsメンバーをEthereumからTronに繋ぐと話しているため、Ethereumへの悪影響は予想以上に大きいかもしれません。

五月雨(筆者)の考察と結論

近頃は、プラットフォームとしてのEthereumに対抗する出来事がいくつか起こっていることが印象的です。例えば、NEP-5のOntology(オントロジー)のメインネット移行が今月の30日に予定されていますね。また、いろいろ問題が起きているとはいえ、EOSのメインネット移行も記憶に新しいです。Ethereumが先行者利益による圧倒的な優位性を持っていることは確かですが、その牙城が脅かされる日がもしかしたら起こるかもしれませんね。

参考
coingape
Medium

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