ブロックチェーンは音楽業界も変えるのか?気になる「UJO music」をチェック

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ujomusic公式出典:https://ujomusic.com/

サプライチェーン、土地や権利の管理、投票などブロックチェーン技術は幅広い分野への活用が期待されています。

土地の権利での活用と聞くと少し自分たちに直接影響をおよぼすような実感はあまりわかないかもしれませんが、他にもアート作品や音楽などもっと身近なものにもブロックチェーンの影響は及びます。

今回は音楽アーティストとリスナーを直接つなげるプロジェクトUJO music (ウージョ・ミュージック)について調べてみました。このプロジェクトはConsenSysから出資を受けているプロジェクトでICOなどは行っていません。2015年のというかなり早い時期から人気アーティストImogen Heapとコラボして、音楽業界で権利やオーナーシップの管理について取り組んできました。

利用事例としてとても分かりやすいことと、音楽でという誰にでも身近なものを扱っているので自分でも初期のころから試したりウォッチしています。

音楽業界での問題点

このプロジェクトのリーダーであるジェシー・グルシャック氏は数年前にアルファ版のプロダクトをローンチした際に、取り組みを始めた理由について次のように述べていました。

今の音楽業界はアーティストの音楽が実際に音楽を聴く人のところにたどり着くまでの間にレコード会社や配信を行うディストリビューターなどの様々な関係者が絡んでおり、どのようにして、音楽の所有権を管理・維持するかは問題となっていました。

このような問題を解決するためにイーサリアムのブロックチェーンを用いて、音楽制作にかかわったアーティストたちのもとへお金が届き、オーナーシップの管理もできる仕組みを作ろうと考えたそうです。

UJO music を使ってETHで音楽を買うには

出典:https://ujomusic.com/

UJOのサイトにはβ版に登録しているアーティストのアルバム一覧が表示されているので、その中から気になったものをクリックします。普通の音楽購入できるサービスの感覚で仕視聴もでき、右下のボタンが購入ボタンです。(*購入を試される方は、ベータ版なので不具合が起きたり送ったり購入がうまくいかない等ケースがあり得ることも覚えておきましょう)

一般ユーザーがUJOで音楽を購入する際は、グーグルクロームの拡張機能で使えるイーサリアムウォレットの「メタマスク」を使います。ETHユーザーならすでに使っている人も多いでしょう。

メタマスクにログインをしてアルバム購入ボタンを押したら、メタマスクから送金します。

送金が完了すると音楽をダウンロードできます。(*筆者が試してみた際はなぜかダウンロード後にファイルが開けなかったので問い合わせ中)

イーサリアム系のプロジェクトはICOでトークンを発行してそれをプラットフォームで使えるように組み込むパターンが多いですが、UJOの場合はETHで直接支払えるようになっています。

また最近は、アーティストの曲やアルバムを購入すると、その曲とコラボしたトークンがウォレットに届く仕組みも実装されています。対価を払って曲を購入すれば、ちゃんとサポーターである証拠に何かがもらえるのは嬉しいですね。

業界や生活への影響は?

音楽の購入については、すでにアレクサのようなスマートスピーカーなどがあってとても便利なので暗号通貨ユーザーではない人があえてETHを購入して、メタマスクを用意して、UJOから作品を買うのは結構大変な作業ではあるのですが、仮想通貨の利用が浸透してくればアーティストもそれを聞く人もハッピーになれるサービスになる可能性は十分あるのではないでしょうか。