英国のモスクが仮想通貨で寄付金を募り、法定通貨の4倍以上を集めることに成功

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英国のモスクが仮想通貨で寄付金を募り、法定通貨の4倍上を集めることに成功

イギリス(英国)のモスクでは仮想通貨で寄付を集め、その金額は法定通貨の4倍以上にまで及んでいるという。この結果は、チャリティーにおける革新的な手段の重要性を示すまた一つの実例となった。仮想通貨を使用して、世界中のあらゆる人々がラマダン期間中、モスクに寄付を行った。送金の中には5,200ポンド(約76万円)以上のものもあったという。
※ラマダン=日中に断食をすること、日没から日の出までの間に食事をとる

仮想通貨を利用するモスク、寄付総額は現金の4倍に

英国のイーストロンドン、ダルストン(Dalston)に位置する“Shacklewell Lane Mosque”は、仮想通貨によって寄付を受け入れることを2018年5月に決定していた。Shacklewell Lane Mosqueは“Masjid Ramadan”とも呼ばれる。

報じられた内容によると、この動きは非常に良い結果をもたらし、ラマダン期間中での仮想通貨による寄付は法定通貨の4倍もの金額を集めることに成功した。Shacklewell Lane Mosqueは、仮想通貨によって13,983ポンド(約205万円)の寄付を集めた。法定通貨による寄付は3,460ポンド(約50万円)に過ぎなかった。

モスクのチェアマン(組織のトップ、会長などを意味する)Erkin Guney氏は、地元のメディアinewsに対して、「モスクの多くの人は、当初この新しい通貨に対して懐疑的だったが、寄付が集まり始めると、私たちは驚いた。ラマダン期間中、地元の信徒から仮想通貨によって集められた寄付は、現金と比べて4倍だった。仮想通貨による『サダカ(個人が善意で行なう寄付)』はまだ続いている。これは驚くべきことだ。」と述べた。

ビットコイン(BTC)によるチャリティー活動

世界中から24人が仮想通貨を利用してこのモスクに寄付を行った。ある人の送金は5,200ポンド(約76万円)以上だった。この資金は、施設の修理、必要とする人への食糧および避難所の提供、そして貧しいイスラム教徒の葬儀費用の支援に当てられる。

このモスクに仮想通貨による寄付を受け入れる方法をアドバイスしたのは、ロンドンに拠点を置くイスラム教の金融スタートアップCombo Innovationの創設者Gurmit Singh氏だ。同氏は、「その他のモスクやチャリティーが、Masjid Ramadanの先例に従い、この重要な新しい歳入を生む流れを利用することを願っている。」と語った。

これは、仮想通貨コミュニティがあらゆる種類のチャリティーを行う組織を支援する方法の1つの例に過ぎない。その他の最近の事例として、Binanceによる日本の洪水への100万ドルの寄付や、Paxfulによる米国のアフガニスタン女性難民に対する奨学金の寄付などがある。

1月には、スイス最大の都市チューリッヒにある福音派教会ICF Zurichが、教区民からの自発的な寄付を仮想通貨によって受け入れ始めたことを報告。5月にはユニセフオーストラリアが、人道支援に充てる資金調達を加速させるため、仮想通貨のマイニングプログラム「The Hopepage」の開始を決定している。

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参考:Bitcoin.com

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