仮想通貨・ブロックチェーンに関する授業、世界のトップ大学も注目

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仮想通貨・ブロックチェーンに関する授業、世界のトップ大学も注目

仮想通貨はもともと、若い層のユーザーが多く10代後半や20代で興味を持っている人も多かったようですが、最近は大学でも仮想通貨に関する授業がアメリカなどで活発に行われているようです。

先日アメリカの仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が学生や教授に対して行った調査の結果を見ながら、大学でのトレンドを追ってみます。

世界のトップ大学50における仮想通貨への注目度

Coinbaseの調査によると、世界のトップ大学50のうち42%が少なくともブロックチェーンや仮想通貨に関する授業を一つは用意しており、22%は2つ以上ブロックチェーンに関する授業を実施していることがわかりました。

またより広い見方で従来から行われていた暗号技術に関する授業も含めると70%の大学が少なくとも1つの暗号(通貨)に関する授業を行っています。

このトレンドは特にアメリカで顕著となっておりトップ大学50の中にあったアメリカ以外の大学18校を見てみると、そのうち5大学のみブロックチェーンや仮想通貨に関する授業を行っており、二つ以上授業があったのはシンガポール国立大学とチューリッヒ工科大学のみでした。

また興味深いことに、これらの授業は様々な学部で実施されています。今回公開された情報によると この調査で見つかった172のクラスのうち15%はビジネス、経済、ファイナンスそして法律系の学部によるもので、4%は文化人類学、歴史学、政治科学などの社会系の学部のものでした。

先日も「ブロックチェーン業界で働く人が、技術知識・既存の金融などの理解、両面を持つ必要性」という記事が出ていましたが、仮想通貨は技術的なものだけでなく経済や金融、社会科学など様々な要素が組み合わさっており、幅広い学部の学生が仮想通貨やブロックチェーン技術に興味を持っていることが分かります。

教授や学生の反応は?

同レポートの中でニューヨーク大学の教授であるDavid Yermack氏によると、2014年に最初にブロックチェーンと金融サービスについての授業を開始した時は35人の学生しか集まらなかったものの、2018年の前期実は230人もの学生がこの授業に登録し、大学内で一番大きな行動で授業をするまでになったそうです。

また彼はこの授業を考えた理由としてビットコインへの注目度が上がっていたことのほかに、企業から仮想通貨に関する問題に理解がある人材を求めているといったような需要が見られたことも述べています。

また学生側も今回コインベースが行った調査の結果では社会科学系を専攻している学生のほぼ半数が仮想通貨に関する授業をとることに興味があるとの結果が出ています。

日本の大学では?

今回調査に使われた世界のトップ大学50のリストに日本の大学は入っていませんでしたが、東京大学では仮想通貨に関する授業が行われているようですし、早稲田大学や慶応大学のウェブサイトからブロックチェーンでシラバス検索をしてみたところ、いくつか講義内容の説明文に仮想通貨やブロックチェーンといったキーワードが見つかりました。

また学生の活動も盛んになりつつあり、東京大学の学生が中心となっているビットペンギン、早稲田大学生中心のビットベアーズ 、慶応大生中心のクリプトライオンズ、東工大生中心のクリプトギークなど様々なブロックチェーン研究会があるようです。

仮想通貨ブロックチェーンの業界の中ではまだまだエンジニアが不足していたり、その他のポジションでも仮想通貨に対する理解や知識を持っている人たちが求められている状況ですので興味のある学生の方は、イベントに参加してみたり、学んだことをブログなどでアウトプットしてみると良いでしょう。技術者もそうでない人たちにもまだまだチャンスはあると思います。

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