ブロックチェーン技術や仮想通貨に対する大学側の考え、今後の教育についてを考察

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ブロックチェーン技術や仮想通貨に対する大学側の考え、今後の教育についてを考察

ブロックチェーンは、あらゆる業界に大きな影響を与えつつある。そして、大学などの教育機関においてもブロックチェーンの存在感は、無視できないものへと変化している状況だ。

ブロックチェーンに対する大学側の考え方への考察

ブロックチェーンは、最先端の技術の集合体であり、投資家や仮想通貨ユーザーのみに影響を与えるものではない。簡潔に言えば、ブロックチェーンは金融や物流などのあらゆるシステムを統合できるネットワークシステムであり、大学などの研究・教育機関においてもブロックチェーンの研究を率先的に取り入れている所も少なくない。

大学がブロックチェーン技術を取り入れる、或いは研究を重ねることに対してはメリットがある。例えば、大学で学べる専門知識などにおいてもブロックチェーンを利用した場合、学生のみでなく、教員の知識や新技術への理解が大きく加速することになる。

過去の大学では、新技術の採用が遅れていることは周知の事実だ。学生から要望のあったコースの導入でさえも委員会が結成され、学習プログラムが設計され、コースがリストアップされるときには教員が教えている技術はすでに時代遅れとなっていることも少なくない。

特に仮想通貨・ブロックチェーンに至っては、日々最新の技術が更新されており、ブロックチェーンに対して知見のある大学であれば、ブロックチェーンを大学のプログラムの一環として早々に取り入れている。

最新の技術を様々な視点から考察し、学生に対して一定の知識や専門性を授けるとなれば、大学でブロックチェーンを学び、仮想通貨以外の分野に進出したとしても、確実に専門性が高く、物事を多角的な視点から考察できる学生を輩出することが可能となると言えるだろう。

社会的な立場とブロックチェーンの立ち位置

ブロックチェーンは、特性上データの共有や保存に非常に優れている。つまり、コースを提供していない大学のビジネススクールやコンピュータエンジニアリングスクール、プログラム全体をブロックチェーンで残すことが可能だ。

また、ブロックチェーン技術を学んだ大学生は就職市場に対して優位性を持つ。統計では、仮想通貨またはブロックチェーン技術に関連する雇用数は、仮想通貨市場が勢いに乗った2017年には200%増加しており、2015年から比較した場合には600%以上増加していることになる。

つまり、ブロックチェーン技術を学ぶことに対してマイナスになる面は少なく、大学生はブロックチェーン技術のエンジニアやプログラマーなどの限られた仕事に就業しなくても、知っているだけで重宝される場面がいくつもあると言えるだろう。

そして、あらゆる面で記憶に優れるブロックチェーンのシステムを利用した場合、既存のシステムの中でも特に会計に関する業務は減少する見込みだ。特にアメリカだけでなく、ブロックチェーン技術に関心のある大手金融機関ではブロックチェーン技術の採用が始まっており、送金だけでなく、人員面の削減も視野に入れて取り組んでいる。

ブロックチェーン技術の導入によってすぐに失業に繋がることはない。しかし、現在のようにブロックチェーン技術があらゆる企業や産業で取り入れられることになれば、会計や事務作業などの人員は間違いなく削減の対象となるだろう。

また、大学のコースとして、ブロックチェーン技術を取り入れていない大学では、学生が基礎から研究グループを構築するなどの率先的な動きも増加している。オンライン環境さえあれば、自宅で学習を行うことも可能であり、技術者でなくともブロックチェーン技術に対して素養のある人間となれるプログラムやコースも増加してきた。

今後、間違いなく世界中でブロックチェーンは更に広がっていくことになる。ブロックチェーン技術を大企業が既にサービスとして展開していることに加え、ブロックチェーン技術を社会が受け入れつつある。その為、学生を送り出す教育機関である大学の教育プログラムの重要性が問われていると言えるだろう。

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参考:accounting-degree