アメリカ司法長官、闇市場でのビットコイン利用について言及

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米国の司法長官ジェフ・セッションズ氏は、ビットコインや暗号通貨の違法な利用に懸念を示している。

自身も元米国上院議員であるSessions氏は、10月18日に行われた上院司法委員会において、上院議員ダイアン・ファインスタイン氏(カリフォルニア州・民主党)からダークウェブが違法行為に利用されることへの考えを問われ、その問題については十分認識していると答えた。

さらにそこで使われる支払い手段についても下記のように述べている。

「ダークウェブの利用者はビットコインやその他の追跡不可能な手段を用いており、大きな問題である。」

ダークウェブとは一般のインターネットユーザーでは通常目にすることのない領域だが、匿名性が非常に高く違法なものが取引される闇市場などが存在する。

発言の中でSessions氏は、AlphaBayを含む2つの大きなオンライン闇市場の閉鎖に成功したことにも言及。AlphaBayには違法な薬物や銃を販売する240,000個のアカウントが存在していたとのことだ。

法執行機関はダークウェブにおける暗号通貨の利用について、捜査への手がかりを隠蔽するものだとして、長い間懸念を表明してきた。連邦捜査局(FBI)のような機関は、サイバー犯罪を助長する資金を追跡する際に、このようなケースを狙って捜査を行っている。

このやりとりの背景には、かつて世界一のオンライン闇市場であったシルクロードで支払いにビットコインが使われた過去があったからだと思われる。

しかし、ビットコインの匿名性はそこまで高くはなく取引所での本人確認が強化されつつあることや、ビットコインがある程度追跡可能性あることを考えるとより問題になるのは他の匿名性の強い暗号通貨となるだろう。

委員会へのSessions氏の出席は、ダークウェブに対して議会が何らかの措置を取る可能性を示す兆候かもしれないと考えられる。

Dianne Feinstein上院議員は、ダークウェブにおけるこのような課題に関して、もしかすると規制あるいはそれに代わる措置を通して、Sessions氏および司法省と協働することを歓迎していると述べた。

参照:CoinDesk