テザー(USDT)の時価総額がBTC、ETHに次いで1兆円達成

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テザー(USDT)の時価総額がBTC、ETHに次いで1兆円達成

暗号資産(仮想通貨)の準備通貨とも言えるステーブルコイン、テザー(USDT)の時価総額が、100億ドル(1兆700億円)を超えました。最近の大量発行の結果であり、USDTは6月30日にこの記録を達成しました。

時価総額は今年初め45億ドルだったUSDTがBTC、ETHに次いで3位に

仮想通貨情報メサーリ(Messari)のアナリストであるライアン・ワトキンス(Rian Watkins)氏によると、 USDTは市場価格が1兆円を超える3番目の仮想通貨となりました。時価総額が1兆円を超えるのは、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に次ぎます。

1ドルがほぼ1USDTに連動しているペッグUSDTの時価総額は、今年初めに45億ドルに近づいていました。2019年のそれは30億ドルを下回っていました。一部アナリストは、USDTの時価価格上昇は、仮想通貨に対する関心の高まりを反映していると見ています。と言うのも、USDTはドルと連結したステーブルコインであり、これによってBTC、ETHその他仮想通貨との交換が容易になり、大手投資家やトレーダーは、USDTを保有していれば、市場での取引が自由自在になります。

DeFi(分散型金融)サービスが注目されています。ETHなどを仮想通貨の融資サービスであるコンパウンド(compound)に預けることによって、仮想通貨の貸し借りが容易になり、金利も受け取れます。USDTは、コンパウンド上で大きく預かり残高を増やしました。USDTの自在性、利便性などが好感されて、USDTはETHプラットフォーム上で最も人気のあるコインの1つに成長しました。

USDT市場価格は全体の4-5%だが、人気は急速に高まっている

Messariの元取締役でアナリストのチャオ・ワン(Qiao Wang)氏は「今日もし何か悲惨な状況が起きたとすれば、3社すなわちシルバーゲート(Silvergate)銀行、仮想通貨の準備通貨であるテザー、そして仮想通貨ローンの主要な流動性供給の場であるジェネシス(Genesis)は、その市場で津波に襲われる原因になるだろう」と語っています。

USDTの時価総額は、仮想通貨市場全体の4-5%を占めるだけです。しかしUSDTは、その供給量とブロックチェーン上の価値の大きな部分を占め、さらに多くの取引所やその他サービスプロバイダーが好んで採用する仮想通貨になりつつあります。

参考
Crypto “Reserve Currency,” Tether (USDT) Hits a $10 Billion Market Cap

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。