仮想通貨VisaデビットカードをCrypto.comが発表、10万枚発行を予定

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仮想通貨VisaデビットカードをCrypto.comが発表、10万枚発行を予定

香港に拠点を置くブロックチェーンスタートアップ企業のCrypto.comが、仮想通貨対応のVisaデビットカードを発行するようだ。

10万枚の仮想通貨Visaデビットカード発行へ

Crypto.comは今後2ヵ月の間に10万枚の仮想通貨Visaデビットカードを発行し、シンガポールから様々な国に届ける予定であるとSouth China Morning Postが報じている。

今回の仮想通貨Visaデビットカードにより、新しいマーケットを開拓することができる。対応することのできる通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、モナコ(MCO)、そしてバイナンスコイン(BNB)となる。交換できる法定通貨は米ドル(USD)、シンガポールドル(SGD)、香港ドル(HKD)である。

Crypto.comの共同設立者兼CEOであるKris Marszalek氏は、ドイツのWirecard Bankと提携して発行されたこのVisaカードがどのように仮想通貨を引き出し、取引に至るまでかを説明した。

「仮想通貨保有者にとって、仮想通貨をすぐに現金に換えることができるというのは非常に重要なことだ。しかし、すべての仮想通貨が法定通貨と取引することができるわけではないのが現状である。さらに取引所から直接現金化するプロセスも複雑な場合が多い。だからこそ、このVisaカードによって仮想通貨を直接現金化することは、保有者のニーズを満たし、世間も仮想通貨がデジタル資産としての信頼を高めることになるだろう。」

金融業界へ大きな参入を検討するCrypto.com

Crypto.comは、お金を貸すためのライセンスの取得をシンガポールと香港で申請している。これは仮想通貨を使用した金融業のビジネスをより大きくしていく狙いだろう。

この申請が完了すると、ビットコイン(BTC)、モナコ(MCO)によってVisaカード保有者がお金を借りることができるようになる。

Marszalek氏はこのマネーローンサービスは従来の無担保のクレジットカードによる非倫理的なビジネスが行われているクレジットカード業界に風穴を開ける狙いがあるという。

Crypto.comでは保有する仮想通貨のおよそ40~60%までしか借りることができないため、借り手の信用リスクを回避することができる。

しかし、ボラティリティの高さのリスクは依然として付きまとう。2017年12月からおよそ2ヵ月足らずの間に、2万ドルから7000ドルまでビットコイン(BTC)の価格が暴落した。現時点において、このリスクを避けて通ることは難しいだろう。

(執筆者:RAVA)

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参考:NEWSBTC