エニグマ(Enigma)プロトコルを使った個人識別技術でWebが変わるかもしれない

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エニグマ(Enigma)プロトコルを使った個人識別技術でWebが変わるかもしれない

Webのサービスを受ける際、画像選択やメール、電話などで認証を行うサービスが増えてきているように思う。悪質なBotが増えており、その対策として導入されているのだ。セキュリティのため仕方なく認証しているが、ユーザーは時間と労力を消費している。今回紹介するエニグマ(Enigma)のパートナーである「Datawallet」は、それらの問題に取り組むプラットフォームを開発中だ。

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エニグマ(Enigma)プロトコルを活用したDatawalletの技術

エニグマ(Enigma)プロトコルを使った個人識別技術でWebが変わるかもしれない

「Datawallet」は、Facebook、Amazon、Uberなどのプラットフォームから個人のデータを取得し1ヶ所に統合するシステムをエニグマ(Enigma)プロトコルを用いて構築する。個人を識別できるデータをエニグマプロトコルにより、第三者に非公開としながらSNSなどプラットフォーム上でデータを使用することが可能となる。これにより、ユーザーの個人情報を守りながらSNSなどのプラットフォームに対して、Bot(人間に代わり作業を行うプログラム)ではないことを証明することができる。

あらゆるサービスがWebを介してスマートに受けられ、ユーザーにとって便利になってきている。一方で、サービスを受けるために個人を特定する情報は、第三者に開示しなくてはいけない。これは同時に、情報の漏洩や不正アクセスなどのリスクを負う。

「BOT OR NOT」システムとは?

Datawalletでは、「BOT OR NOT」というシステムを構築し、ユーザーを特定する情報を非公開のまま、プラットフォームログイン認証をスムーズに行うことができる。

Botかどうか判断するためにフォームを記入したり、メールやテキストによる認証、CAPTCHAなどの方法よりも、簡単かつ確実にデジタルIDを証明することができる。複数のデータソースがDatawalletに接続され、データを安全かつ非公開に分析することができる。そして、Botではないことを自動的に認証することが可能。

Botの不正使用はインターネット上の信頼、セキュリティ、サービス機能を阻害している。Datawalletでは、エニグマプロトコルを使いDatawalletとインターネットプロトコルの相互互換性を実現するツールを開発中である。

Botは、Webトラフィックの半数を占めており、さらにその半数が悪質なBotであるとされる。この悪質なBotは、人のふりをして悪質な攻撃をする。これはインターネットにとって大きな問題(以下)となっている。

  • SNSでは誤った情報を拡散し、本当の情報やユーザーをスパムとしてしまう
  • オンラインマーケティングとして出された広告には、Botにより不正なインプレッションを表示させている
  • 悪質なBotのためのCAPTCHAや電子メールなどの認証技術を取り入れる必要がある

ブロックチェーンテクノロジーは、トラストレスなシステムサービスを可能にするはずだが、悪質なBotを使ってシビル攻撃(大多数による攻撃)を行うことができる。分散されたトラストレスなシステムのメリットを受けるために、ユーザー認証は上位組織である必要がある。ブロックチェーンとDapps(分散型アプリケーション)のサービスにエニグマプロトコルを使った「BOT OR NOT」を提供することで、これらの悪質な攻撃を防ぐことができる。

インターネットの課題点を解決する可能性に期待

エニグマ(Enigma)がインターネットの課題点を解決する可能性に期待

Dappsはブロックチェーンのメリットを受けるため、サービスの透明性や分散型など優れたシステムを構築することができる。一方で、サービス内のブロックチェーンやノードの未成熟生などの問題から、悪質なBotによる攻撃を受けてしまう恐れがある。Dappsサービスを使用する時に「BOT OR NOT」による自動個人識別技術を使うことで、悪質な攻撃を防ぎ、ブロックチェーンのメリットを活用することができる。

インターネットが次のステップに向かうには、利用する個人のアイデンティティをどう管理するかが課題になる。エニグマプロトコルを使ったDatawalletによるサービスは、この課題に取り組む1つでもある。

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参考
Datawallet公式

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