ブロックチェーン技術の運用にかかせない8つの特徴

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ブロックチェーン技術に必要な構成要素とは

ブロックチェーン技術は、金融や医療の記録、不動産、サプライチェーンなどに使用されており、それぞれに異なった目的と使用方法があるが、その機能を最大限に活用するために目的に沿った使用でなければならない。そのため、ブロックチェーン技術を開発する前にどのように運用するのか明確な方針が必要だ。

ブロックチェーンを運用する際に、気に留めておくべき特徴を紹介する。

データベースの構築

ブロックチェーンは共有データベースに対する技術である。ブロックチェーンはデータ処理によって成り立つシステムであり、データ処理が出来なければシステムとして稼働しない。そして、データベースは共有されることによって成り立っており、コアとなるシステムはサーバーなどでは管理されておらず、データ処理には他人の承認が必要となる。

複数の承認者が必要

ブロックチェーン技術は、データ処理を単独で行うことはできない。どのような承認アルゴリズムを開発したとしても、データ処理の可否を決定するのはデータ処理を行った本人ではないからだ。そして、ブロックチェーンのデータ処理は複数人で行われることから、信頼性の高いシステムとして評価されている面もある。

信頼性の担保

ブロックチェーンによるデータ処理は、承認によって行われる。つまり、ブロックチェーンは、取引が承認されることによって複数人からの信頼性を得るものだ。取引に対する信頼性の証明は、取引が行われた段階で証明できる。そのため、ブロックチェーンは信頼性を担保できるものでなければならない。

中間管理者が必要ではない

ブロックチェーンは、仲介者を必要としない。銀行などのシステムと大きく異なるのは、この点にある。もっとも、金融業務に関しては、仮想通貨と既存のシステムは競合するだけではなく、共存する可能性も有していると言えるだろう。

ちなみに、ブロックチェーンの認証システムでも中間管理者を設けることは不可能ではなく、既存のシステムよりも業務の高速化・管理が容易になるメリットがある。

データ処理

ブロックチェーンのデータ処理は、全てが独立した状態で行われている。そのため、データによって個人の情報を認証することも可能だ。また、仲介者を通す必要がないことから、決済を非常に迅速に行うことが出来る。

独自の規定を設定する

ブロックチェーンは相互データ共有システムだ。しかし、全てのデータを無限に承認し続けるシステムではなく、データ処理における制限が掛けられている。例えば、承認アルゴリズムを用いて拒否された取引は行われないなどのルール作りは非常に重要だ。

検証者の選定

ブロックチェーンによるデータの検証は、承認アルゴリズムと組み合わせて行われており、検証者を必ず必要とする。そのうえで、検証者が一定の人々のみで成り立つことを防ぐ取り組みを行う必要がある。一定の人々が仮想通貨やブロックチェーンに対して強い権限を持つようになれば、システムを善悪関係なく操作出来てしまうからだ。

ブロックチェーンベースのデータベースを展開する場合は、認証者が何者なのか、どのようにして認証者を信用するのかを明確に規定する必要がある。

資産の管理に役立つ

ブロックチェーンは、資産の管理や運用に役立つ。投機的な意味だけでなく、ブロックチェーンによってその価値を担保できるからだ。また、金融資産としての仮想通貨は、徐々に世界に認められつつある。金融資産の移動や交換を容易に追跡できるためだ。

もっとも、仮想通貨は現金、債券、証券の代わりになり得るものの、その価値を定義しているのは、企業や取引を行う人々である。そのため、資産としての仮想通貨は極めて不安定な立ち位置にあると言えるだろう。法定通貨と仮想通貨はうまく折り合いをつけ、使い分けていく必要がある。

ブロックチェーンの運用については、さまざまな観点から見直す必要がある。事業者だけでなく、仮想通貨ユーザーや投資家もブロックチェーンがどのような観点で運用されているのか注視しながらプロジェクトを見直してみるのもいいのかもしれない。

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参考
Coin Center

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