IEO(Initial Exchange Offering)とは?ICOと異なる点やメリット、参加方法をわかりやすく説明

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IEO(Initial Exchange Offering)とは?ICOと異なる点やメリット、参加方法をわかりやすく説明

五月雨まくら(@samidare_makura)です。

みなさんご存知のように、ブロックチェーン・プロジェクトが資金を調達するには、ICO(Initial Coin Offering)が一般的です。2013年にマスターコインが世界初のICOを行なって以来、何百という数のICOが実施されてきました。ただここ最近IEO(Initial Exchange Offering)と呼ばれる新しいタイプの資金調達が生まれてきているようです。この記事ではIEOについてさまざまな視点から説明します。

IEO(Initial Exchange Offering)の概要

IEOはトークンの販売・配布を、プロジェクトが特定の取引所に委託して行う資金調達のことをいいます。具体的にはまず、プロジェクトがトークンを発行します。次に発行したトークンを取引所に送ります。そして取引所は受け取ったトークンをリストして、投資家に販売・配布します。当然投資家がIEOに参加するためには、取引所のアカウントを作成する必要があります。IEOが始まると、投資家は取引所からトークンを直接購入することができます。

なぜIEOなのか?

ここまで読んで「なぜICOがあるのにIEOをしなくてはならないの?」と思う方が多いと思います。その理由はIEOにはいくつかICOより優れた点があるからです。それらを以下に示します。

  1. 取引所の抱えるユーザに訴求できる
  2. 投資家同士のガス戦争(Gas War)を避けれる
  3. 投資家を詐欺で騙すことが難しくなる
  4. デューデリジェンス(対象となる企業や投資先の価値、リスクなどの事前調査)がきちんと行われる
  5. IEO実施の取引所への上場が期待できる

個人的に特筆すべきことは「IEOがICO規制を回避できる可能性がある」ことです。これによってICOが禁止されている中国などに対して新しいソリューションを提供することができるかもしれません。

IEOの参加方法

ICOへの参加は、あまり慣れていない人にとっては難しい場合もあると思います。ただご安心を。IEOに参加する方法は以下に示すようにいたって簡単です。

  1. IEOをホストする取引所を特定する
  2. KYC(本人確認)を経て取引所に口座を作成する
  3. 口座に必要な投資する資金を送金する
  4. IEOが始まりリストされるのを待つ

ほとんど通常の仮想通貨を買う手順と同じですね。ICOに参加することに比べて、投資家の負担は少なそうです。

IEOは取引所にどのようなメリットがあるか?

世界中で新しい取引所が次々と生まれています。当然競争も厳しいですし、利益をあげることは大変です。IEOをホストすることで取引所が得るメリットを以下に示します。

  1. IEOまたは上場の手数料を得られる
  2. 新しいユーザを獲得できる
  3. IEOチームと協力してマーケティングできる

IEOで取引所が得るメリットは大きそうですね。当然さまざまな取引所が存在するので、手数料などはそれぞれ異なると思いますが。

五月雨(筆者)の結論と考察

IEO(Initial Exchange Offering)は投資家、プロジェクト、取引所の3者それぞれにメリットを提供します。特に投資家がICOで横行しているような詐欺プロジェクトに騙される可能性が低くなることはとても大きいと思います。IEOの具体例としては、先日ご紹介した Cosplay Token (COT)がQRYPTOSと組んでIEOを実施する話もあるようです。IEOがICOに取って代わる日がいつか訪れるかもしれませんね。

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参考
Medium
Bitcoin News
cointelegraph