2大仮想通貨ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いとは?

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2大仮想通貨ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いとは?

仮想通貨の世界は、素人は言うまでもなく専門家にも分かりにくい。1,000をはるかに超える仮想通貨の中でも、その寿命と市場価値からひときわ重視される仮想通貨は、時価総額10位まで、特に1,2位のビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)でしょう。しかし、その違いは?と問われて、私を含めてよどみなく答えられる人は少ないでしょう。

ここではその2つのコインの差異を探って見ましたが、そのカギはコイン発祥の歴史の中に隠されていたようです。

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中央集権か非中央集権か?法定通貨と仮想通貨との違い

多くの仮想通貨はブロックチェーン技術に依存し、マイニング(採掘)にPoW(Proof-of-Work)方式を導入しています。ビットコインで始まったこれら技術は、イーサリアムにも共通しています。

仮想通貨は、紙幣や貨幣のような法定通貨つまり現金(有形)通貨と区別して、「デジタル通貨」あるいは「デジタル資産」と呼ばれています。現金通貨とデジタル通貨の違いを一言で言い表せば、現金通貨は中央集権化されたシステムによって、あるいはコンベンション(代表者会議)を通じて、確立したルールに基づいて交換されるシステムです。

これに対して仮想通貨の際立った特徴は、それが(ほとんどすべて)非中央集権化(分散化)され、完全に透明性を持って交換されることです。

ビットコイン(Bitcoin)は2009年1月、仮想通貨としては世界で初めて発行されました。サトシ・ナカモト名の個人あるいは集団によって創造されたビットコインは、初めて分散型ネットワークを利用しています。

分散型ネットワークとは、ナカモトによれば「信用ではなく暗号上の証拠(Cryptographic Proof)に基づく電子決済システムであり、誰であれ信用できる第三者を必要とせず互いに、直接取引することを可能にするもの」と定義されています。

ナカモトが解決した問題は、「二重支払い」を防ぐことであり、そのために誕生したのがブロックチェーン(blockchain)ということになります。

採掘量2,100万BTCに限定して、イーサリアムなど無数のコイン出現を予測

ビットコインの主たる特性は、ナカモトが2008年10月に送信した電子メールの中で以下のように定義されています。

  • ピア・ツー・ピア(P2P)ネットワークで二重支払いを避ける
  • 造幣局と信用できる第三者が介在しない
  • 匿名性
  • 新しいコインは、ハッシュキャッシュ(Hashcash:CPU処理で生成するハッシュ値から送信元を検証する仕組み)形式のプルーフオブワーク(PoW)から作成される
  • 新しいコイン誕生のためのPoWはまた、二重支払いを阻止する力をネットワークに付与する

ナカモトは、マイニング(採掘)できるビットコインの量を2,100万BTCに限定し、2140年にマイニングが終了するように設定。この設定の影響もあり、ライトコイン(Litecoin)やダッシュ(Dash)など、数限りないほかの暗号通貨の出現につながりました。

(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いとは?1

イーサリアム(ETH)は後発も処理スピードやスマートコントラクトなど優れた利点

それから10年、数多くの仮想通貨が出現した中で、ビットコインに代わるだろう競争通貨としてイーサリアム(Ethereum/ETH)が13年12月、ヴィタリック・ブテリン氏(Vitalik Buterin)により開発プロジェクトとして始まりました。17年3月までに、プロジェクトは非営利団体Ethereum Allianceを通じてトヨタやサムスン、インテル、デロイトなど大手企業などから大量の買い付けが入りました。

イーサリアムは開発面でビットコインほど確立したものではありませんが、ビットコインに勝るいくつかの利点があります。その1つは、ビットコインの採掘が平均10分かかるのに対して、イーサリアムは平均15秒と高速なこと。

またETHの採掘可能な枚数は、ビットコインのように有限ではなく、取引速度が圧倒的に速いことなどが利点として挙げられます。そして特注すべきことは、イーサリアムはアプリケーションプラットフォームとして、さまざまなアプリケーションに対するP2Pコントラクトを可能にする点にあるでしょう。

ピザ購入から8年、生活に浸透しつつある仮想通貨

ここで明らかなことは、仮想通貨が今や日常生活にまで浸透している事実であり、そのすべてがナカモトによって設定された当初のプロトコルに基づいていることです。

ビットコインの最初の取引を覚えていますか?アメリカ在住のプログラマー、ラースロー・アニクツ氏(Laszlo Hanyecz)が初めて、1万BTCで2枚のピザを購入しました(2010年5月22日、以後ビットコイン・ピザデーで知られる)。買い手と売り手が仮想通貨を信用して、取引に合意した初の記念すべき出来事です。

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参考
bitnewsbot

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