コインチェックに上場をしたステラルーメン(XLM)とは?特徴や可能性、リスクを解説

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コインチェックに上場をしたステラルーメン(XLM)とは?特徴や可能性、リスクを解説

日本では規制の観点から、取引所に新しいトークン(アルトコイン)が上場するということが約2年間行われてきませんでした。しかしながら2020年に入りさまざまなコインの新規上場が始まっています。今回のコラムでは昨年11月にコインチェックに新規上場をしたステラルーメン(XLM)について解説します。

ステラルーメン(XLM)とは?特徴や可能性

ステラ(Stellar)はオープンな金融システムを目指す決済プラットフォームプロジェクトであり、2020年3月現在、時価総額ランキング第20位以内に位置するブロックチェーンです。

ステラトップイメージ
出典:ステラ

創業者のジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)氏はマウントゴックス(Mt. Gox)の立ち上げやリップル(Ripple)の立ち上げを行なった経歴があり、元々Rippleで同様のビジョンを持ちプロジェクトを推進していましたが、組織内でプロジェクトの目指す方向性について意見が割れたため、Rippleを去りStellarの取り組み始めました。Rippleを去った後、本人は仮想通貨関連のプロジェクトに取り組むつもりはなかったものの、異なる金融機関をつなぎ、国境をまたいでも少額の送金ができるべきだと考えこのプロジェクトを始めたと語っています。

Stellarは元々マケーレブ氏と弁護士のジョイス・キム(Joyce Kim)氏によって始められましたが、2016年にキム氏はStellarを去っています。2019年にはマケーレブ氏は技術開発に専念し、Firefoxの開発などで有名な非営利団体であるモジラ(Mozilla)のCOO(最高執行責任者)をCEO兼エグゼクティブディレクターとして招くことを発表しています。

技術的な部分に関しては、創業の背景もありRippleと同じプロトコルを利用していましたが、2014年12月の台帳が分岐する事故を受け2015年に新しいプロトコルSCP(Stellar Consensus Protocol)に移行しています。

2019年3月18日にはIBMのStellarを利用した決済ネットワークを通じてステーブルコイン発行を計画している銀行があることが発表されました。これに参画する6社の中では、フィリピンを拠点としたリサール商業銀行(RCBC)やブラジルのバンコ・ブラデスコ(Banco Bradesco)、韓国のBank Busanの名前が明らかになっています。この計画の中でStellarの基軸通貨であるXLMがブリッジ通貨として利用される可能性も報じられており、銀行を介した国際送金のブリッジ通貨としてXLMが注目されていくと考えられます。

ステラルーメン(XLM) の投資評価、リスク

ステラルーメン(XLM) の投資評価、リスクについて言及します。まず、Stellarの開発は執筆時点も行われています。また、IBMと複数の商業銀行が新しい送金ネットワーク構築にStellarを基盤にすることを検討するなど良いニュースもあります。

しかしながらStellarへの投資を検討する場合に勘案しなくてはならないことは、その開発方針やコインの供給スケジュールが極めて中央集権的であるということです。Stellarはこれまでコインの分配をエアドロップで行ってきました。そのエアドロップ自体不定期なもので、計画的に行われていたとは言い難いと評価せざるを得ません。また、ステラルーメン(XLM) を国際送金のブリッジ通貨にすることの可能性は言及されていながらも、その具体的なロードマップやプロセスは明らかではありません。この点を勘案して、投資は慎重に各自でデューデリジェンスを実施してリスク管理しましょう。

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