ブロックチェーン業界で働く人が、技術知識・既存の金融などの理解、両面を持つ必要性

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ブロックチェーン業界で働く人が、技術知識・既存の金融などの理解、両面を持つ必要性

ブロックチェーン業界で働く為に必要なこと

下記は、暗号通貨取引所で働くエンジニアの方のブログです。
インターネット業界と金融業界の異なる価値観について、非常に示唆のある内容ですので、取り上げます。

参考:インターネット業界と金融業界では仮想通貨を全く違う視点で見ている


両方とも正しいユーザ像なのでは
新しい体験に定性的な「価値」を見出していく牧歌的なユーザ像と、資産価値を追求していくリアリストなユーザ像は、直感的には相反する性質を持っています。ネット業界からみると金融目線のユーザは過度に利益を追求しているように見えるし、金融業界から見るとまだ発展途上の仮想通貨の使用に拘るのは無価値なものを追求しているように見えるのではないでしょうか。しかし、両方の性質を併せ持っているというのが正確な理解なのではないかと思っています。どちらか片方だけに固執しても正確なユーザ像をつかめず、どこかで蹉跌をきたすのではないでしょうか。(引用)

ブロックチェーン領域は、技術・規制・金融等が横断的に絡み合う業界です。
そのため、技術屋からは金融業界の人が話していること、求めていることの合理性が全く理解できず、その逆もまた然りということがしばしばあります。業界で仕事をしている人は、このような感覚は1度や2度ではないでしょう。

しかし、ブロックチェーン領域が、技術・規制・金融などが複合的に絡み合う分野であることはもはや周知の事実です。

そうであれば、技術を理解しようとするビジネスデベロッパー、反対に技術を法務系の人にでも説明できるエンジニア、技術、金融までを薄くても広くカバーできる広報・ライターになることは、この業界にいる限り不可欠な素養と言ってもいいはずです。

もうただのブロックチェーン好きでは業界でやれることは多くないですし、同時にブロックチェーンを理解しない従来的な価値観のみの人からもイノベーションは生まれないので、両面を持つ必要があります。

ブロックチェーン技術の知識、既存の金融などの理解が不可欠

また、こういった溝は、金融業界出身者とエンジニアという組み合わせだけではなく、若い人と、より上の世代のブロックチェーンへの捉え方という構図でもあるような気が筆者個人的にはしています。

というのも、暗号通貨やブロックチェーンへのコンセプト自体には、若い世代のほうが比較的柔軟に理解をするケースが多いです。

ブロックチェーン業界で働く人が、技術知識・既存の金融などの理解、両面を持つ必要性
筆者が運営に参画しているブロックチェーンコワーキングスペースも若い人に多く利用いただいています。( https://hashhub.tokyo/

関連:ブロックチェーンを愛する者たちよ、東京に集結せよ!スタジオ型コワーキングスペース「HashHub」

一方、40代程度の世代は、勉強をしていても、ブロックチェーンの理解がなじまなそうな方がしばしば存在し、自律的な非中央集権のネットワーク、オープンソースのプロトコルという概念を直感で理解できなそうな人も多くいます。(最も筆者観測の範囲での傾向であり、年配の方でもブロックチェーンを直感的に理解しているケースも多々あります。)

表面だけでブロックチェーンに興味をもち、その後、なぜか無駄にICOを目指しているおじさんは、様々なイベント会場に出没します。

これに関しても、やはり両面を持つ必要があり、若い世代はブロックチェーンを直感的に理解できたとしても、規制との向き合い方やビジネス設計能力は決して高くないというケースは多々あります。

そうであれば、これも横断をする必要があり、例えば上記のケースで、規制との向き合い方とビジネス設計能力が欠けている若年世代の業界の起業家は、専門性の高いより上の世代と組めば良いというような手法が考えられます。

ブロックチェーン領域での仕事は、技術・規制・金融などが複合的に絡み合い、そこでは働き方やチームビルディングも合わせていく必要があると言えます。

筆者が運営する研究所サロンでは、このような動向解説から更に深い業界のビジネス分析、技術解説、その他多くの議論やレポート配信を行なっており、業界で事業を行う多くの方にご利用いただいています。ご興味ある方はぜひご利用ください。

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https://d10nlab.com/

関連:新世代の起業家にはブロックチェーンの理解が不可欠!?5つの影響を考察