ビットコイン価格が上昇し、グローバルエクスチェンジで6000ドルを超え、対日本円の価格では70万円を突破しました。
1年で10倍も上昇したビットコイン、「今はどういう状態なのか?」「ここから買いに行くチャンスはどこなのか?」テクニカル的な観点で解説します。
テクニカルポイント①ボリンジャーバンド
出所:ビットトレード BTC/JPY日足チャート(10/21時点)
テクニカル分析:ボリンジャーバンド
<ボリンジャーバンドのポイント>
ボリンジャーバンドの標準偏差±2σを表示しています。見るべきところは、バンドの向きと形です。
①バンドウォーク
現在、ボリンジャーバンドの+2σ(上バンド)に沿って上昇していますが、このバンドがから価格が離れてきたら要注意。今はちょうど正念場、このまま72万円を超えないといったん下落リスクが高まります。
②バンドの形状
今は、バンドがまっすぐ上を向いている状態ですが、ここの形が下向きに丸くなってくると下落します。
また中央の矢印、ボリンジャーバンドのセンターライン(ミドルバンド)の向きが上向きの間は、上昇トレンド継続で、価格がセンターラインまで戻ってきたら短期トレードの場合は、いったん利確したほうがいいでしょう。
テクニカルポイント②フィボナッチリトレースメント
出所:ビットトレード BTC/JPY日足チャート
フィボナッチはFXでも長期投資によく使います。これが仮想通貨でもハマるのでぜひ活用してください。
■フィボナッチとは?
13世紀イタリアの数学者:フィボナッチが発見した比率1:1.618の事で、自然界に存在する生長パターン。
この比率がチャートでも不思議に当てはまることが多く、相場の転換ポイントになる事があります。
■フィボナッチの引き方(フィボナッチリトレースメント)
フィボナッチリトレースメントを選択後、チャート上の最高値から最安値まで線を引っ張ると自動的に横線が現れます。その数値がそれぞれフィボナッチ数になっています。(%表示に直すと:23.6% 38.2% 50% 61.8% 76.4%)
この数値が示す価格が節目になるので、ここを目安に決済ポイントにしたり、新規指値を置いておくことが多いです。
<フィボナッチに見る押し目買いのポイント>
9月の急落を安値ポイントとして今の最高値までフィボナッチラインを引いています。
現在の高値から下落するとしたらどこら辺か?を確認し、ここから買い向かおうとしている場合は、
フィボナッチラインにあらかじめ「買いの指値」を入れておくという作戦です。
・23.6% 605000円
・38.2% 546000円
・50% (高値と安値の半値)
・61.8% 450000円
↑およそこの価格帯が節目となるラインです。それぞれの価格帯に分割して注文を入れておけば、どんな相場になっても機会損失の回避、購入価格の平準化になります。
<今後のビットコインの見通し>
仮想通貨の環境は日々整ってきており、まずはビットコイン自体がなくなることはないでしょう。
今のビットコインの相場はバブルだとは思っていません。ただ、今後の懸念点としては10月25日のBitcoinGOLDのHFや11月に予定されているSegWi2x(セグウィットツーエックス)の動向、要人発言など、価格が大きく変動する可能性があります。
その状況をどうとらえるか?個人的には急落したら「押し目買い」のチャンスだと思っています。