仮想通貨はビットコイン以外にもたくさんのコインがある事はすでにご存知かと思います。
コインの購入について、取引所の銘柄リストから選んで購入する前に確認して欲しいところがあります。それはコインの時価総額ランキングのサイトです。メジャーなところでCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)を紹介します。
コインマーケットキャップの見るべきところ
出典:CoinMarketCap(2018年8月26日時点)
コインマーケットキャップでは時価総額の高い順に1位から順に表示されています。基本的にはここにある上位銘柄を投資対象にするといいでしょう。
見るべき数字は3つ
①時価総額(MarketCap)
②価格(Price)
③流通量(Circulating Supply)
- 時価総額=仮想通貨の規模
- 価格=コインを売り買いする時の1枚あたりの価格
- 流通量=市場に流通しているコインの枚数
”時価総額の数字が大きいコイン” というのは、仮想通貨市場における「シェアの大きさ」であり、それがそのコインの市場評価となっています(どのくらいそのコインに資金が集まっているか?です)
時価総額の算出方法
仮想通貨1単位の価格(Price)x仮想通貨の流通量(Circulating Supply)
この時、取引所で見落としがちなのがコインの流通量なのです。これは取引所では情報がありません。仮想通貨取引の初心者がやってしいがちなのは ”1枚あたりのコインの価格” で「安い!」「高い!」と判断してしまう、という事です。
どっちがお買い得か?
コインマーケットキャップの時価総額ランキングを例にしてみましょう。
第3位:リップル(XRP)1枚:約36円
第7位:ライトコイン(Litecoin)1枚:約6400円
価格だけを見ると、1枚あたりの購入価格が、ライトコインの方が6364円も高いので、「リップルの方が安い!」「お買い得!」に見えます。
次に流通量を見てみましょう。
第3位:リップル(XRP)39,524,508,956XRP
第7位:ライトコイン(Litecoin)58,008,030LTC
リップルの方が39,466,500,926枚も多い事がわかります。
コインの評価は「価格 × 流通量」ですから、1枚あたりの値段がリップルの方が安くても、「今のうちに買っておけば、すぐに上がってライトコインのような価格になる」とは限らないのです。
残念ながら(?)時価総額的に見れば、ランキング3位のリップルの方がすでに市場評価が高く、お買い得・割安ではありません。「コイン価格=コインの価値ではない」
時価総額の確認は重要、ではお買い得の銘柄は?
仮想通貨の購入には、単に1枚あたりの価格で「お買い得コイン」を探すのではなく、流通量を掛け算した「時価総額」が今いくらになっているか?ランキングでは何位か?をコインマーケットキャップで確認して判断しましょう。
他には、良さそうな銘柄なのに時価総額がまだ高くないコインを探す、という方法もあります。その際には、他の情報やコインの特徴、プロジェクトの中身なども調べる必要があります。仮想通貨の市場規模拡大はこれからです。まだまだ時価総額ランキング下位にもテンバガー銘柄があるかもしれませんね。
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