ビットコインはなぜ急騰後、暴落したのか?

14765

11月30日ビットコイン価格が最高値を更新したあと大暴落。日本時間だとちょうど深夜から明け方の4時くらいの数時間だったため日本の仮想通貨トレ―ダーは「おはぎゃ~」だったのではないでしょうか?

ビットコイン上昇の特徴

今回のビットコインの急騰劇は、ビットコインのハードフォークブームや、米CMEへのビットコイン先物上場などの材料も重なり、「1BTC=100万円」を超えても押し目を作らず、高騰し続けたのが特徴的でした。

また、これまでの場合、ビットコインが上昇すると、他の仮想通貨(アルトコイン)はBTCに吸われて(交換されて)下落する。という傾向がありましたが、今回はアルトも上昇したことから、「法定通貨」の流入が多かったと考えられます。その理由として、BTC=100万円超え、1万ドル超えとともに、仮想通貨の時価総額が30兆円を超えたからです。(仮想通貨全体のボリュームが増加)

なぜここまで上昇し、急落したのか?

①ショートの巻き戻し+イナゴ
最近のビットコイン上昇トレンドには、多くの短期トレーダーが売り向かい(逆張り)、徐々にポジションを切らされていました。私も100万円達成のところでいったん押し目を付けて下落すると考えていました。しかし相場はそのまま上昇したので、ショートポジションの巻き戻し(買い)+イナゴ(買い)でかなり上値が重たくなっていました。そして130万円を付けたところから今度は暴落。130万円あたりで、”もうそろそろやばそう”という雰囲気はありました。

②現物と先物価格の調整
ビットコインには現物取引とレバレッジを効かせた先物取引があります。先物の動きは現物よりも先行するため、現物が130万円の時すでに140万円を付けており、乖離幅は10万円でした。今後、米CMEやナスダックでBTC先物が上場されることを考えると、現物と先物のアービトラージなど、ヘッジポジションも増えてきます。

私的な見解ですが、今回の急騰・急落で意図的に現物と先物の価格調整が行われたのではないかと思います。どのくらいの玉(ぎょく)を売り浴びせたら暴落するのか?サーキットブレーカーはどこで発動されるのか?価格の戻りはどうだったのか?をチェックした?現在、ビットコインの多くを買っている法定通貨は日本円です。(日本人が寝ている板の薄い時に・・・)そう考えると、また同じような現象が起きる可能性がありますね。

それを踏まえて、サーキットブレーカーが発動されたbitFlyerのチャートです。

ビットコイン円(現物)


出所:bitFlyer Lightning BTC/JPY 15分足チャート
テクニカル分析:フィボナッチリトレースメント

11月29日に130万円を示現、その後98万円まで大暴落(価格差:337140円)その後の回復は早かったものの、まだ荒れ模様。現在はフィボナッチ61.8%の節目118円台を推移しています。

ビットコイン円(先物)


出所:bitFlyer Lightning BTC-FX/JPY 15分足チャート
テクニカル分析:フィボナッチリトレースメント

先物(BTC-FX)の最高値は1408355円(現物との差91215円)暴落後の最安値968793円(現物との差11217円)そして先物取引での高値~安値の差は439572円になりました。これは多くのロスカットが出てもおかしくない値幅です。先物取引(BTC-FX)はかならずストップを入れておかないと、大変なことになります。

先物の現在価格は、すでにフィボナッチ61.8%を超え1250364円を付けています。これを見て”現物もまだ上昇する”と判断します。このように、ビットコイン価格は現物と先物にずれがあります。傾向としては先物のほうが変動が大きく価格が先行しやすいので、現物取引をする人も参考にするといいと思います。