The DAOから約1年、イーサリアムはビットコインを超えるか

2623

編集部ピックアップ

たった4か月前まではビットコインが仮想通貨マーケットの80%以上を占めていたが、現在はその半分程度になっている。一方イーサリアムは価格も存在感も上昇中だ。

思い返せばThe DAOがハックされ、ETHの価格が20ドルから7ドルまで下落したのは2016年6月17日、たった1年前のことだ。

*The DAO事件とは・・・ICOで1150万ETHを調達するもバグを突かれて360万ETH以上が流出、問題があったのはイーサリアムのプラットフォーム上で作られたTheDAO側で、イーサリアム自体に問題はなかったのだが、事態を収拾するためイーサリアムがハードフォークを行いETCとETHの二つに分かれた。

イーサリアムは年末までにビットコインを超える?

ブルームバーグのインタビューでは、ヘッジファンドPolychain CapitalのCEOが2018年末までにイーサの価格がビットコインを超えるだろうと予想しており、Union Square VenturesのFred Wilson氏はイーサリアムの時価総額は今年の年末までにビットコインを超えるだろうと述べている。

また、6月10日~12日の間にイーサリアムの検索数がビットコインを上回った瞬間が何度か確認されたようだ。(本稿作成時点で編集部が日本語での検索ボリュームを確認した際はイーサリアムの検索人気度はビットコインのおよそ半分を維持している。)

ICOがイーサリアムを後押し

ETHの価格はICOというイーサリアムの価格を利用した資金調達方法にも支えられれている。最近行われたBraveというプロジェクトによるICOではたったの30秒で3600万ドル分の資金が調達された。

しかし、多くのプロジェクトがイーサリアムの「スマートコントラクト」という機能を活用したプロダクトの提案をしてはいるものの、ちゃんと動くデモやMVPといわれる最低限の機能を持った状態の製品をつくれているスタートアップは少ない。

期待だけが高まり、プロダクトが作れないとなるとイーサリアムの評価も下がってしまうではと懸念される。

さらに、ビットコインの発行上限は2100万BTCと決まっているが、イーサリアムに関しては今後の開発でどのような選択がされるかによって流通量が上限なく増える可能性もある。

これらを踏まえてETHは今後BTCと同じほどの価値を持つようになるのか、それともICOやビットコインのスケーリング問題の影響を受けてバブルが起きているだけなのかという疑問が残る。

参照元リンク:Bitcoinist