中国の習近平国家主席がブロックチェーンについて言及、長文スピーチの内容とは?

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中国、習近平国家主席がブロックチェーンについて言及、約9000文字の長文スピーチの内容とは?

ブロックチェーンは重要な技術と前向き発言

今週、中国の習近平(シュウ キンペイ)国家主席がスピーチの中でブロックチェーンについて言及しました。

このスピーチは中国科学院と中国工程院、それぞれ国のハイテク技術および自然科学の研究機関で行われた集まりでの内容で、中国のニュースメディアによってその内容が掲載されています。

習近平主席は下記のように話しています。

「21世紀に入ってから、世界の科学や技術のイノベーションは前例を見ないほどの目覚ましい成長を遂げてきました。新しい科学技術の革命と変化がグローバルイノベーションの風景を再構築し、経済環境を変化させています。

人工知能、量子情報、モバイルコミュニケーション、IoT、ブロックチェーンのような新しい世代のIT技術がブレークスルーを加速させ、合成生物学、遺伝子編集、脳科学、再生医療などの新しいライフサイエンス分野を発展させています。」

但し、この原稿を見てみると、約9000文字の長いスピーチの中でブロックチェーンについては上記で例示されている部分の一か所でしかなく、あまり人工知能などに比べても言及されている回数は少ないものでしたが、中国のテクノロジー最高機関におけるスピーチでこのように話されるというのは、中国にとってもブロックチェーンが重要な技術のひとつとなっていることの表れでしょう。

海外メディアCNCBによると、習近平氏は過去にブロックチェーンについて言及した際は2016年に行われたスピーチで2回発言があったとのことでした。

仮想通貨は禁止だけどブロックチェーンはOK?

中国では昨年、ICOが禁止され、その後中国国内の取引所のすべて閉鎖、さらにマイニングも禁止となり日本や欧米、また仮想通貨にオープンな国に中国仮想通貨企業が新しい拠点を作る動きがみられていますが、ブロックチェーンの利用についてはかなり前向きなようです。

中国では国が発行する仮想通貨の研究開発が進んでいるという報道も数年前から継続して出てきていますし、つい最近も中国の国務院(中国の最高国家行政機関)が地方金融当局と政府資金研究センターに対してブロックチェーン技術の開発にフォーカスし、商業化を加速させるように通達したとのニュースが出てます。

関連記事:中国はブロックチェーン開発を加速する意向、政府の積極的姿勢の真意とは?

ブロックチェーンの活用は権利の管理やアイデンティティ、サプライチェーンなど様々な分野で期待されていますが、今後中国からどのようなものが出てくるのか引き続きウォッチしていきたいと思います。

参考:CCN