リップル(XRP):2018年第1四半期の売買は前期比83%増、直販は減りプログラム販売が大幅増へ

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リップル(XRP):2018年第1四半期の売買は前期比83%増、直販は減りプログラム販売が大幅増へ

リップル(XRP)の価格は、2018年第1四半期(Q1)から4月にかけて急速に戻している。4月25日にRipple社のウェブサイトに掲載された「Q1 2018 XRP Markets Report」によると、XRPはQ1に1億6770万ドル売れて、前四半期比83%増、前年同期比2400%にまで回復したという。
(※前四半期=2017年第4四半期、前年同期=2017年第1四半期)

リップル(XRP)の直接販売額は、前四半期比17%減の1660万ドルだったのに対して、プログラム販売額はほぼ倍増して、前四半期の7150万ドルから1億5110万ドルと倍増した。

リップル(XRP)時価総額は4ヵ月で2倍以上増える

Ripple社のトム・チャニック企業広報部長がCoinDeskに語ったところによると、「その売買額は当社の予測を超えた」という。同部長は「当社戦略は、顧客と契約して、当社テクノロジーを利用してもらうことである。そうなれば、マネーが世界を移動する方法を確定することができる」とコメントした。つまり、Rippleの国際送金システムの全面採用を想定した発言である。

Q1の世界的なXRP取引総額は、68%伸びて1600億ドル(約17兆6000億円)に達した。Q1の全仮想通貨市場に対するXRPの影響力について見れば、全体の市場規模に占める割合が、前年末の5.3%から、2018年3月末時点で6.9%にまで伸びた。

全仮想通貨の市場価値のシェアについて、Rippleのレポートは次のように分析している。

「すべてのデジタル資産の時価総額は、2017年11月24日と2018年3月31日の双方の時点で同額だったが、XRPの時価総額のシェアはほぼ倍増して、3.56%から7.57%にまで上昇した。これは2017年に始まった傾向が持続していることを表している」

リップル(XRP)価格は2017年末に急伸し、12月初頭の0.25ドルから2018年1月初旬には3.84%をピークに上昇した。XRP価格のその後の下落もまさに急激で、1ヵ月以内に1ドルを切って取引され、現時点で0.83ドル(約91円)である。(記事公開時のレート)

参考:現在のリップル(XRP)の価格・相場・チャート

第三者預託金は550億ドルを準備

Ripple社のQ1レポートはまた、将来の不確実性と併せた世界的な規制強化が、仮想通貨の価格に及ぼしたマイナスの影響について触れている。しかし、「Rippleは証券」なのかどうかの論議を含めて、Ripple自身の規制上の問題については言及を避けている。

同社は、XRPやその他の自社ソリューションについて、特に国際送金など決済の効率増とコスト削減の手段として、金融機関に向けたマーケティングを強化している。仮想通貨は全体として熱烈な支持を集めているが、同時に集中化の程度や採用のペースなどをめぐる問題を含めてかなりの数の批判も浴びているのが現状だ。

Ripple社は、XRPが機関投資家に460万ドルの直接販売が成立した2016年Q4から、四半期ごとのXRPレポート発行している。Rippleの暗号技術者チーフであるデービッド・シュワルツ氏は、2017年11月にソーシャルニュースサイトのRedditに投稿して、Rippleが販売には直接関わっていないことを力説している。XRPの直販は、登録免許を取得したマネーサービス業の「XRP II,LLC」が行い、主たるバイヤーは金融機関である。

シュワルツ氏はまた、プログラム販売についても第三者によって販売されていると述べ、XRPは証券ではないことを強調している。

Ripple社は2017年12月、第三者預託金として550億のXRPを準備しており、「いつでもXRP供給を確実な状態を作り出している」という。同社は2018年Q1に、この預託金から約3億のXRPを支出したが、「それはXRPエコシステムへの投資を支援する目的で、多様な用途に使われた」としている。

Ripple社はQ1のXRPマーケット・レポートの中で、特に「XRPエコシステムは、世界的に透明性を持たせる」ことを強調した。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

参考:coindesk

現在のリップル(XRP)の価格・相場・チャート