ZEC(ジーキャッシュ)の価格が突如高騰…その理由とは!?

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ZEC(ジーキャッシュ)の価格が突如高騰…その理由とは!?

ZEC(ジーキャッシュ)価格が約37%急騰

5月14日、Zcash(ZEC)の価格が急騰しました。

Zcash(ジーキャッシュ)とは、プライバシーが守られる匿名送金ができることが特徴の仮想通貨で、似たような機能を持っている仮想通貨の仲間にはMonero(モネロ)やDash(ダッシュ)、Verge(バージ)などがあります。

チャート:coinmaketcap

これまで緩やかに推移していたZcashの価格ですが、5月14日の価格を見てみると、対ドルで252ドルから345ドルまで一気に上昇しています。

ZEC(ジーキャッシュ)急上昇の背景は?

この価格の動きの背景にはアメリカの取引所GeminiにZEC取り扱い許可が下ったことがあります。

Geminiはアメリカの中でも仮想通貨の企業に対して厳しい規制がかかっているニューヨーク州で許可を得て仮想通貨の交換業を行っている会社ですが、今回はニューヨーク州の金融サービス局からGeminiに対してZcash(そしてライトコインとビットコインキャッシュも)取り扱えるように許可が下りました。

プレスリリースの中でGeminiのCEOであるテイラー・ウィンクルボス氏は「ライセンスを持った取引所の中では世界で初めてZcashを取り扱うことができること、そしてお客様に対して安全、安心できちんと規制された環境でZcashの売買及び保管するサービスを提供できることを非常にうれしく思います。」とコメントしています。

匿名系仮想通貨の今後はどうなる?

プライバシーを強化したコインは、誰から誰にいくら送ったのかなどの情報が守られるため、お金のやり取りに関する情報を守りたい個人や企業にとってはメリットがありますが、一方で足がつかないことを利用して犯罪やマネーロンダリングなどに利用されるのではないかと規制当局からは懸念されています。

日本では、匿名通貨は許可しない方針で動いているようですが、もし国内の取引所で取引ができなくなっても、海外の取引所を使えば簡単にビットコインで匿名通貨を手に入れることができますし、利用を止められるわけではありませんので、地下に潜ってしまう可能性が高いでしょう。

匿名系通貨の開発に取り組んでいるプロジェクト側も、悪用を推奨するのではなくプライバシー保護などを目的としている旨等を各国の規制当局に理解してもらえるよう働きかけているでしょうし、今回のGeminiへのZcash取り扱い許可は他の国や地域の規制当局の判断にも影響を与えると思われます。

そうなった際に日本が取り残されてしまわないようにも、より良い形で規制の枠組みの中に入ってほしいと筆者個人的には考えています。

関連:Zcash(ZEC)の相場・価格チャート

参考:プレスリリース