「2025年メタバース収益は46兆円にまで成長」グレイスケールがレポート公開

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デジタル資産のマネージメントを行うグレイスケール(Grayscale)は11月25日、メタバースに関するレポートを発表した。その中で同社は、今後数年でメタバースの市場規模が1兆ドル(約115兆円)になり、2025年にはバーチャルゲームの収益が4,000億ドル(約46兆円)にまで拡大すると推定している。

若い世代中心に関心はよりデジタルの世界へ

グレイスケールは、今回のレポートの中でゲームの在り方の変化などについて分析している。この分析によると、人々の関心は若い世代を中心に、ますますデジタル活動活動に向けられているという。さらに、お金を払って特別なゲームをプレイするのではなく、無料ゲームをプレイするようになってきているという傾向があると指摘した。

このような分析により、人々がより多くの時間をデジタル世界での体験に費やすようになると、オンラインコミュニティ内での社会的地位を高めるために、デジタル領域内でより多くのお金を使うようになるという見解を示している。具体的な数字としては、バーチャルゲームの収益が、2020年の1,800億ドル(約21兆円)から2025年には4,000億ドル(約46兆円)にまで拡大すると推定した。

クリプト・ネットワークの時価総額は3兆2,000億円

今回のレポートでは、Web2.0とWeb3.0の違いについてゲームを例に挙げ触れられている。Web2.0は、今日多くのゲーマーがお金と時間を費やしているゲームだ。グレイスケールは、Web2.0を「閉鎖的な企業メタバースの世界」の表現している。Web2.0では、開発者が プレイヤー間でのアイテムの交換を禁止しており、ゲーム内のアイテムを転送できない。このため、プレイヤーはゲーム内の富を現実の経済に移すことができない。

一方、Web 3.0のオープン・クリプト・メタバース・ネットワークでは、ユーザーはデジタル資産をNFTとして所有できる。このため、ゲーム内で他のユーザーと取引したり、他のデジタル体験に持ち込んだりすることができる。このような「クリエイター経済」の進化は、「Play to Earn(ゲームをしながらお金を稼ぐ)」として知られているとまとめた。

参考
The Metavers

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文:かにたま

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