- 日本のメタプラネットが1,088ビットコインを約117.5億円で追加取得
- 総保有量8,888BTCでアジア企業最大、世界でもトップ10入り
- 平均取得価格は1BTC当たり15.5百万円(約108,051ドル)
- 年末目標10,000BTC達成に向け順調にペースを維持
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史上最大規模の企業ビットコイン投資戦略
東京証券取引所スタンダード市場に上場するメタプラネット(3350)が6月2日、新たに1,088ビットコインを取得したと発表しました。この追加購入により、同社の総ビットコイン保有量は8,888BTCに達し、現在価値で約9.3億ドル(約930億円)という巨額の暗号資産ポートフォリオを構築しています。
今回の購入額は16.885億円(約117.5百万ドル)で、1ビットコイン当たりの平均取得価格は15.5百万円(約108,051ドル)でした。現在のビットコイン価格が約105,575ドルであることを考慮すると、同社は比較的高値での購入となりましたが、長期的な価値上昇を見込んだ戦略的投資と位置づけています。
現在のビットコイン価格: $105,575.40 USD(リアルタイム価格)
アジア企業として初の快挙 - 世界ランキング入り
メタプラネットのこの戦略的投資により、同社はアジア企業として最大のビットコイン保有企業となりました。世界的に見ても、マイクロストラテジーやテスラなどの大手企業に続き、トップ10にランクインする快挙を成し遂げています。
2025年の積極的な買い増し戦略
メタプラネットは2025年に入ってから既に7,126BTCを追加購入しており、年末目標である10,000BTC達成に向けて順調なペースを維持しています。同社が4月に正式にビットコイン準備金政策を採用して以来、一貫してこの戦略を推進してきました。
革新的な資金調達手法
注目すべきは、メタプラネットの資金調達手法です。同社は先週、5,000万ドルの無利息債券を発行し、既存株式の希薄化を避けながらビットコイン購入資金を調達しました。この手法は、マイクロストラテジーが採用している戦略と類似しており、「日本版マイクロストラテジー」とも呼ばれています。
優秀な投資パフォーマンス
メタプラネットの年初来BTC Yield(ビットコイン基準での利回り)は66.3%を記録しており、前四半期の95.6%、309.8%、41.7%に続く高いパフォーマンスを維持しています。ビットコイン基準での利益は2,684BTCに達し、円建てでは約40.5億円の含み益を計上しています。
アジア地域でのビットコイン投資トレンド
メタプラネットの成功は、アジア全体での企業によるビットコイン投資トレンドの先駆けとなっています。中国のMeitu、タイのBrooker、インドネシアのディジアジアなど、アジア各国の企業が相次いでビットコイン投資戦略を発表しており、この地域における暗号資産投資の機運が高まっています。


円安対策としての側面
日本企業にとってビットコイン投資は、単なる投機的投資以上の意味を持ちます。長期的な円安トレンドを背景に、ドル建て資産への分散投資として、ビットコインは魅力的な選択肢となっています。メタプラネットの戦略は、この観点からも注目を集めています。
今後の展望と市場への影響
メタプラネットは年末までに10,000BTCの保有を目標としており、現在の保有量から考えると、さらに約1,112BTCの追加購入が予定されています。この継続的な購入活動は、ビットコイン市場に安定した需要をもたらすことが期待されています。
また、同社の成功事例は他の日本企業にも影響を与えており、今後さらに多くの企業がビットコイン投資戦略を採用する可能性が高まっています。これは日本の暗号資産市場全体の成長につながると予想されます。
香港のアジアホールディングス、シンガポールのバーゼル・メディカル・グループなど、アジア各国の企業がビットコイン投資戦略を相次いで発表。地域全体でのデジタル資産への関心が急速に高まっている。
メタプラネット投資タイムライン
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